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飲み屋で競演!いかにんじん&紅葉漬け【連続テレビ小説「エール」感想】

連続テレビ小説「エール」超☆福島解説~第4回~

  • 情報掲載日:2020.05.01
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

ご当地料理だけどちょっと微妙?

今回、気になったのは、主人公・裕一が銀行員時代に行った飲み屋のこと。父・三郎に作曲コンクールの入選を祝ってもらう場面や、鉄男にそれとなく恋人・音のことを伝える場面などに登場していました。おそらく、この時に裕一が暮らしていた川俣町のどこかにある設定だと思われます。

この店の場面で、店内の壁に貼ってあるメニューが映りました。並んでいる短冊には、みそ豆、ぬた、煮しめ、田楽、そして…出た!「いかにんじん」

いかにんじんと紅葉漬け。酒好きにはたまらない2大競演。どちらも100年近く前から根付いていたことに、改めて驚きです
いかにんじんと紅葉漬け。酒好きにはたまらない2大競演。どちらも100年近く前から根付いていたことに、改めて驚きです

福島県北部のご当地料理なので、いつか登場すると思ってましたが、ついに出ました。気が付けば、当たり前のように食卓にあり、あれば何気なく食べてしまう「福島のソウルフード」。私も大好きなので、その名前を発見した時は、思わず頬が緩んでしまいました。

最近でこそ、秘密のケンミンSHOWで取り上げられたり、地域限定ポテトチップスのフレーバーで登場したり、料亭などでも提供されるようになったりと、その地位を高めつつあることを微笑ましく思う反面、「あまり浮かれすぎてはいかん」と、戒めたい自分もいます。だって、「料理と言えないくらい簡単に作れる(小学生低学年でも可)」「地元食材とはまったく無縁(どこでも手に入るスルメとニンジンだけ←注:数の子などを入れた上級バージョンもあります)」「全体的に、なんかチープ」などなど(←ディスりまくり)、地味で素朴で脱力感があるところが持ち味なのに、変におだてられて、おかしな方向に行かないかと心配してしまうのです(私だけ?)。

でも、ドラマでの描かれ方は秀逸でした。裕一と鉄男が飲んでいる時に、この料理を運んできた店のオヤジさんが、「はい、いかにんじん」と、ぶっきらぼうに言う。もうそれだけで、福島人には、「ああ、飾り気のない庶民的なお店で飲んでるんだな」ということが一発で伝わるはず(たぶん)。よく、いかにんじんの特長を捉えて、演出に生かしてくれたと、ドラマ制作陣に拍手を送りたいと思います。

で、店に貼り出してあるメニューには続きがあり、「ひき菜炒り」「紅葉漬け」なんていうご当地料理の名前もありました。「ひき菜炒り」は、大根、ニンジン、油揚げ(凍み豆腐)などを醤油と砂糖で炒め煮したもので、どちらかというとご飯のおかず(実は私、初めてこれが福島県北の郷土料理だと知りました!へ~)。

「紅葉漬け」は、生の鮭の身を麹と塩で漬け込んで熟成発酵させたもの。イカの塩辛よりは上品で、家庭で作るというよりは、スーパーや魚屋で買うのが一般的です。ご飯にも、お酒にも相性抜群なので、贈り物としても重宝してますね。

とか何とか言ってるうちに、だんだん日本酒が飲みたくなってきました。早速、いかにんじんと紅葉漬けを肴に、録画したエールを見ながら飲みたいと思います(笑)。

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