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古関裕而のまち福島市・街ネタ

実家の前の線路はいずこ?【連続テレビ小説「エール」感想】

連続テレビ小説「エール」超☆福島解説~第6回~

  • 情報掲載日:2020.05.15
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

汽車や電車が走っていないことについて

福島市の昭和史を語る時、「街なかをチンチン電車(路面電車)が走っていた」という話がよく出ます。実際に見たことがなくても、親世代から聞いたり、過去の資料映像で見かけたりして、地元では多くの人が知っています。

で、このチンチン電車。私の記憶だと、主人公・裕一の実家「喜多一呉服店」のモデルとなった「喜多三呉服店」の前の道を走っていたはずです。しかし、劇中ではその気配がまったくありません。気になったので、少し調べてみました。

レンガ通りにある「古関裕而生誕の地記念碑」から西側を望む。この先にある福島駅から道に敷かれた線路を通って、チンチン電車が走っていたはず
レンガ通りにある「古関裕而生誕の地記念碑」から西側を望む。この先にある福島駅から道に敷かれた線路を通って、チンチン電車が走っていたはず

チンチン電車は、元々は軽便鉄道(小さな蒸気機関車)として開通したようです。その後、電化されチンチン電車になり、昭和46年に廃止になりました。喜多三呉服店は、福島駅から東に向かって走る道(現在のレンガ通り)沿いにありましたが、その道を軽便鉄道が走っていたことも確認できました。

そして、開通した時期は…古関裕而が生まれる前年(明治41年)でした!

ということはやっぱり、劇中に映る喜多一呉服店の前の道に、汽車や線路がないのは不自然といえるでしょう。まあ、ドラマはあくまでフィクションなので、忠実に再現する必要はないんですけどね(再現したら予算もかかるだろうし…)。

でもこの事実を知ってしまった以上、これから喜多一呉服店が映るたびに気になってしょうがなくなりそうです。私はこれから、この店が映る時は、想像CGを駆使して、脳内でチンチン電車を走らせたいと思います(笑)。

かつて福島市や旧伊達郡を走っていたチンチン電車。この車両は伊達市保原町に展示されているもの(動きません)。見ているだけでノスタルジーに浸れます
かつて福島市や旧伊達郡を走っていたチンチン電車。この車両は伊達市保原町に展示されているもの(動きません)。見ているだけでノスタルジーに浸れます

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