「商品デザインで福島をもっと楽しく!」を合言葉に、福島県産品のパッケージやネーミングに着目する連載。
今回は、実際にふくしまベストデザインコンペティションの受賞作品の中で、木材を丁寧に使用した雑貨と作家の思いを紹介します。
ふくしまベストデザインコンペティションとは?
福島県産品のパッケージデザイン等の向上による商品力強化を目的に「パッケージデザイン」「ネーミング」「商品企画」が優れた福島県産品を表彰するコンテスト。
審査委員は映画「おくりびと」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した放送作家の小山薫堂さん、タレントの眞鍋かをりさんを始め各業界の著名人が務め、これまで3回開催。
審査委員特別賞を受賞した1点ものの豆皿。親しみやすいデザインを会津漆器に絵描く

「漆器=敷居が高いイメージを払拭し、親しみを持ってもらいたい」と語るのは、会津漆器に絵付けをする“蒔絵師”の二瓶さん。日本の郷土玩具をポップにアレンジした二瓶さんの作品・豆皿は、どこか親しみやすく、ほっこりとした気持ちにさせてくれる。
彼女の作品である豆皿は「ふくしまベストデザインコンペティション2019-20」で審査委員特別賞に輝いた。「まさか自分が受賞するとは思わなかったので、驚きました」と二瓶さん。
作品の販売店に受賞トロフィーを置いたところ、豆皿の販売数も増えたそう。「認知度が上がったのはもちろん、自分の作品が評価されたのも嬉しかったです」。このコンテストで一層自信をつけた二瓶さんは「会津漆器のよさを県内のみならず、全国へ広めていきたい」と意気込んでいた。
木の温かみを感じられる商品2選
『ほくるし堂』の豆皿の他に、ふくしまベストデザインコンペティションの受賞作品を2つ紹介。

製造場所は、廃校となったいわき市立田人第二小学校南大平分校。周囲の山々から丁寧に伐り出された木材を使用して鉛筆を一貫製造できる拠点となった。ネーミングは、木の優しさや背景に流れるストーリーを感じてもらえるシンプルなものに。

会津桐の持つ柔軟性を更に生かし、新たな履き心地とデザインに挑戦。軽量で温かみのある桐そのものの持ち味がより一層楽しめ、強度も確保。「カラコロ」は履物の軽快なイメージからネーミングした。
2022~23年度の作品募集については、近日HP(https://fbdc.fksmdesign.com/)にて詳細を公開予定。
Information
【AD】ふくしまベストデザインコンペティション
- 問い合わせ先
- ふくしまベストデザインコンペティション事務局(ユナイトワン株式会社内)
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-531-1371
- リンク
- 公式Facebook
公式Instagram - 備考
- 主催:福島県