2021年にスタートした「E-Actふくしま環境リレーコラム」。毎月「日刊CJ Monmo Web」にて、所属団体の取り組みについてリレー形式で紹介しています。
「E-Actふくしま」の詳細はコラム第1回 をご覧ください。
第17回は「JAふくしま未来 福島地区地域支援」です。以下、JAふくしま未来 福島地区地域支援・山口直子さんよりご説明いただきます。
地域ど真ん中での食と農・地産地消~つながろう、まもろう、かかわろう~
私たち「JAふくしま未来福島地区」は、地産地消の取り組みとして、学校支援事業や女性部組織活動の中で料理教室を展開しております。特に学校支援事業では、米粉、ジャム、豆腐、こんにゃくの4つのコースを用意し、学校での出前授業を開催しております。
授業の中では、地元産の米粉を使いクレープや団子などを作ります。米粉のレシピを紹介することで、“米=ご飯”ではなくご飯以外のものにもなることを学んでいただけます。小麦粉とは違う点なども紹介し、米への関心を高めています。
また、最近は朝食を食べない子どもたちに向けて、米粉のクレープをアレンジし、朝に食べたくなるようなサラダクレープなどもメニューに追加。自分で作れる朝食メニューにもなるよう取り組んで調理しています。
ジャム作りには季節の果物を活用し、普段は買って食べているジャムが自分でも作れることを紹介。リンゴの季節なら品種の違うリンゴでの味比べなども行います。福島は果物の種類も豊富なので、イチゴ、桃、ブドウ、ナシ、リンゴなど、色々なジャムを楽しんでいただけます。
さらに豆腐作りでは、大豆から豆腐になる工程を、こんにゃく作りでは、こんにゃく芋からこんにゃくになる工程を学びます。
料理教室の他、農の授業として、米、大豆、リンゴ、野菜などの栽培のお手伝いをさせていただいている学校もあります。生徒の皆さんが月日をかけて作った農産物を、調理し食べていただくまでのお手伝いをしております。自分たちで作ったものを自分たちで消費する、まさに「地産地消」。安全・安心も含め、SDGsとの関連性も分かる学びの場となっております。
女性部組織活動の中では、テーマを変えて「地産地消クッキング」を開催しております。こちらも、野菜や果物など、自家栽培のものをさらにおいしく、工夫を凝らしながら簡単にできる料理の紹介をしております。
「JAふくしま未来」として、食・農・安心・安全に関わり、地域を守りながら、今後へのつながりを大切にしております。
今後の取り組み
現在「食体験コース」には、延べ人数1,200名を超える生徒が参加していただいております。また、「食・農体験コース」以外にも、「花育コース」として、生け花体験も行っており、心を育む授業を展開。令和5年度も継続して行います。
女性部組織活動の中での「地産地消クッキング」「防災食クッキング」「時短料理」など活動も継続展開して参りますので、興味がある方はぜひお近くのJAにお尋ねください。
Information
JAふくしま未来 福島地区地域支援
- 電話番号
- 024-554-5511
- リンク
-
https://www.ja-f-mirai.or.jp/
Information
- 問い合わせ先
- 【E-Actふくしまに関するお問い合わせ】
事務局:福島市環境課 - 問い合わせ先
電話番号 - 024-525-3742
- リンク
-
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/machizukuri/shizenkankyo/kankyo/e_act.html
記事構成:CJ Monmo編集部 鈴木菜津美