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【福島県の企業ガイド BeCAL福島版2026-2027】福島県の安全な暮らしと食のために動物の保護、家畜の防疫に取り組む

  • 情報掲載日:2026.01.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

公務員獣医師が福島県内で活躍。愛護センターが命をつなぐ

「福島県動物愛護センター(ハピまるふくしま)」のドッグランで保護犬と触れ合いながらしつけ訓練をする永冨さん
「福島県動物愛護センター(ハピまるふくしま)」のドッグランで保護犬と触れ合いながらしつけ訓練をする永冨さん

現在、獣医師として働く福島県職員は93人。動物愛護、家畜保健衛生、公衆衛生など幅広い分野で業務を担当。その仕事は多岐にわたり、私たちの日常生活や食に直結している。

三春町の『福島県動物愛護センター』では収容された犬猫の譲渡に向けた健康管理、馴致訓練、犬や猫に関する住民からの苦情対応など、幅広い業務を担っている。

愛情を込めて犬猫を見守っている「福島県動物愛護センター」の皆さん。現在9名の獣医師が所属している
愛情を込めて犬猫を見守っている「福島県動物愛護センター」の皆さん。現在9名の獣医師が所属している

入庁6年目の獣医師、永冨豪人さんは使命感を持って仕事に取り組む。「犬猫を扱う獣医師ですが、同時に地域住民の生活環境を守る公務員です。犬猫のことに目が行き過ぎて困りごとがある住民を置き去りにしないように住民の声をしっかりと聴くように心がけています」と話す。

福島県の課題でもある猫の引取り数、及び殺処分数の削減にも注力し、安易な餌やりを行わないように啓発活動を行い、住民主体の地域猫活動の支援事業を推進。収容された猫には不妊去勢手術を実施している。

保護された犬猫の変化や譲渡した喜びもやりがいに

譲渡する猫にマイクロチップを装着し、迷子になった場合でも飼い主がわかるようにしている
譲渡する猫にマイクロチップを装着し、迷子になった場合でも飼い主がわかるようにしている

永冨さんが獣医師を目指したきっかけは、小学生の時に読んだ「WILD LIFE」という漫画で野生動物を治療していく獣医師に憧れたから。福島県を選択したのは、実家のある千葉県や都心からのアクセスも良く、年に数回、獣医師採用試験を実施していたことも理由だった。

「手術にも一定の憧れを持って獣医師になりました。手術時の緊張感はありますが、犬猫を扱うことに負担を感じてはいません。公務員獣医師でありながら相当数の手術を経験できるため、獣医師の資格を十分に生かせます」と教えてくれた。

動物愛護センターでは人に慣れていない犬猫もたくさん収容されている。「日々の管理をしていく中で少しずつ気を許してくれる様子を見るとうれしいです。また、そうして長く管理していた犬猫たちが新しい飼い主さんにもらわれて行くときは一層の喜びがあります」と笑顔があふれる永冨さん。

譲渡のための動画撮影も大切な業務のひとつ。なかなか飼い主が見つからない高齢犬の動画を複数本作成し、YouTubeにアップロードする努力を続けた結果、収容から5ヵ月以上経った後に新しい飼い主さんが見つかった時は感慨深いものがあったという。

現在は妻子とともに、三春町に在住。「福島県はフルーツやラーメンなど、おいしいものがたくさんあります。キャンプ場やスキー場も多く、家族で休日を楽しんでいます」と仕事もプライベートも充実している。

永冨さんの1日~「福島県動物愛護センター」獣医技師のお仕事を紹介~

検査・指導などを通して、畜産を守る家畜保健衛生所

「福島県中央家畜保健衛生所」の検査室。設備の整った検査室で、家畜の様々な病気の検査を行っている
「福島県中央家畜保健衛生所」の検査室。設備の整った検査室で、家畜の様々な病気の検査を行っている

玉川村にある『福島県中央家畜保健衛生所』では、獣医師たちが、牛・豚・鶏・ミツバチなどを含めた「食べ物を生産する家畜」の健康管理を行う。業務としては、家畜の病気の検査・研究、畜産農家への指導のほか、豚熱の発生を防ぐためのワクチンの接種や伝染病対策の啓発のための講演活動など、仕事は多岐にわたる。

北海道出身で入庁11年目の獣医師・神川綾香さんは、学生時代に動物の病気や病原体に興味を持ち、獣医師を目指したという。「実際の現場で働き、家畜の病気を減らしたいと思いました。治せる家畜には限りがありますが、行政ならば地域全体の家畜の病気を減らすことに、より貢献できると思い、公務員獣医師を目指しました」と振り返る。

住み慣れた北海道と違う環境で働いてみたいと思ったことと、母方の祖父が福島県新地町出身だったこともあり、所縁のある福島県を選んだ。

自分らしく働ける職場環境。農家に寄り添い地域に貢献

伝染病予防のために牛の検査をする
伝染病予防のために牛の検査をする

鳥インフルエンザや豚熱などの予防的な検査、家畜の伝染病などの原因を特定するために専門的な検査を行っている神川さん。検査の結果を基に畜産農家への指導も実施。家畜の病気が地域に広がると影響が大きいため、対策は重要だ。

「農家さんに寄り添ったプラン作成や指導を心がけています。高齢の農家さんもいるため、病気を防ぐ衛生対策などはなるべく負担がかからず継続可能であるように提案しています」。畜産農家と協力して取り組む中で、「病気が少なくなった」や「肉の評価が上がった」と喜ばれることは達成感につながる。

木をふんだんに使った新庁舎で職場環境も快適
木をふんだんに使った新庁舎で職場環境も快適

神川さんは産休・育休を経て、現在は育児短時間で勤務。「福利厚生も充実しており、たくさんの女性職員が活躍しています」と微笑む。自然に恵まれた福島県での暮らしを楽しみ、休日はお子さんを連れて公園やスキー場に出かけることが多いそう。ワークライフバランスの良さも公務員獣医師の魅力だ。

神川さんの1日~「福島県中央家畜保健衛生所」獣医技師のお仕事を紹介~

業務内容
  • 動物愛護センター
    犬猫に関する相談・引取り・譲渡、しつけ方・飼い方講習、ペットショップ等への指導・監視、小学校への獣医師派遣事業など、人と動物が共生する社会を実現するため、動物による危害防止や動物の愛護及び適正飼養の普及啓発を行う。
  • 中央家畜保健衛生所
    牛・豚・鶏・馬・ミツバチなど様々な家畜の検査や畜産農家に対する衛生指導を行うことで、家畜の病気の発生や感染の拡大を防止し、地域の畜産業の安定と安全・安心な畜産物の生産を支える。
採用情報
  • 採用試験
    年3回試験を実施予定。詳細については、HPを確認。
  • 給与
    [令和8年4月1日新規採用者の給与の例 大学新卒の場合]
    動物愛護センター、家畜保健衛生所に勤務:月額321,300円※1+諸手当※2
    ※1:給料月額のほか、初任給調整手当等を含む、基本的な給与の額
    ※2:通勤手当、住居手当、超過勤務(残業)手当、期末・勤勉手当(ボーナス)等がそれぞれの要件により支給される
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Information

福島県の獣医師(福島県動物愛護センター・福島県中央家畜保健衛生所)
問い合わせ先
【福島県保健福祉部保健福祉総務課(公衆衛生分野)】
電話/024-521-7219
メール/hofukusoumu@pref.fukushima.lg.jp

【福島県農林水産部農林総務課(家畜衛生分野)】
電話/024-521-7391
メール/soumu.aff@pref.fukushima.lg.jp
リンク
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/fukushima-veterinary/
備考
● 業務 (1)犬猫の保護・収容、収容された動物の一定期間飼育管理、譲渡、(2)家畜の伝染病予防、衛生指導業務、病性鑑定

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