残暑が終わり、過ごしやすい季節になってきました。木々が紅葉するのももうすぐですね。今回は、露天風呂から紅葉を眺められる温泉宿を紹介します。周辺紅葉スポットと合わせて楽しんでみてください。
二岐(ふたまた)温泉の歴史ある湯を渓流露天風呂で堪能

ブナの原生林に囲まれた二岐渓谷沿いにひっそりと佇む宿『大丸(だいまる)あすなろ荘』。個性豊かな風呂と四季折々の自然を楽しむことができます。
6本もの源泉を持つ泉質は「硫酸塩泉」。おすすめは、宿の外にある二岐渓谷の自然と一体になれる「渓流露天風呂」です。紅葉した景色とともに満喫しましょう。

本館の外にある「自噴泉甌穴(おうけつ)岩風呂」(混浴)もこの宿の名物。湯小屋は建て替えられましたが、石造りの湯船はなんと江戸時代に造られた当時のままだそう。足元から湯が湧き出る珍しい風呂を体験してみてはいかがでしょうか。
館内には、男女別の露天風呂付きの大浴場もあります。多彩な風呂をめぐりながら、平安時代中期に開湯したと伝わる歴史ある湯を堪能しましょう。
Information
大丸(だいまる)あすなろ荘
- 住所
- 電話番号
- 0248-84-2311
- 駐車場
- 30台
- リンク
-
http://www.daimaruasunarosou.com/
※入浴料金は、2019年10月1日からのものです。
ちょこっと立ち寄り

「大丸あすなろ荘」がある天栄村には、豊かな自然あふれる村のシンボル『羽鳥湖』があります。周囲16㎞、最大水深31.2mの湖は、標高が高く色付きが鮮やか。紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬で、展望台から眺める湖はまさに絶景です。湖畔沿いにはウォーキングコースが整備され、紅葉のトンネルを歩くことができます。
羽鳥湖
- 住所/岩瀬郡天栄村大字羽鳥地内
- 問い合わせ先/天栄村観光情報センター
- 電話番号/0248-85-2222
国立公園の大自然の中にある新甲子温泉。源泉かけ流しの湯を堪能

日光国立公園内にあり、高原の大自然の中に佇む宿『五峰(ごほう)荘』。ブナの原生林やカエデが生い茂る山々と、阿武隈川の源流が流れる清々しい場所にあります。
泉質は「硫酸塩泉」で、ジャグジー以外の風呂は全て源泉かけ流し。さらりとやわらかい湯触りの温泉は、肌にやさしいと評判です。

「福寿の湯」と「美麗の湯」の2つの浴室は日替わりで男女入れ替えに。四季の移ろいを望む露天風呂や大浴場に加え、貸切のトルマリン風呂(50分・1,000円・入浴料別※要問合せ)なども日帰り入浴で楽しめます。
また、もう一つの露天風呂「鰍(かじか)の湯」は、1日おきに男女入れ替えで利用できるので、運が良ければ2つの露天風呂に入ることが可能です。
Information
五峰(ごほう)荘
- 住所
- 電話番号
- 0248-36-2222
- 駐車場
- 50台
- リンク
-
http://www.gohousou.com
※入浴料金は、2019年9月15日現在のものです。10月以降は料金が変更になる場合があります。
ちょこっと立ち寄り

「五峰荘」の近く、国道289号「甲子道路」の一部に、阿武隈川源流のV字渓谷をまたぐ橋長199mの『甲子大橋』があります。紅葉の季節は、彩りよく染まった周辺の山々の雄大な絶景を車窓から望めます。見頃は、10月中旬から下旬。橋には駐車場がないため、周辺の紅葉を撮影する場合は「剣桂展望台」を利用。
甲子(かし)大橋
- 住所/西白河郡西郷村大字真船字寺平地内
- 問い合わせ先/西郷村観光協会
- 電話番号/0248-25-5795