歴史と文化が息づく宿を、宿泊なしで贅沢に満喫
奥羽三楽郷のひとつ、会津東山温泉の一角に佇む『くつろぎ宿 新滝』は、その昔、画家の竹久夢二が訪れ、創作活動に勤しんだことでも知られる。渓流沿いに建つ宿の自慢は、ヒノキ造りの「わたり湯」や、土方歳三が戦傷を癒やしたと伝わる「猿の湯」など、趣の異なる4種の風呂。これらの温泉を宿泊なしで堪能できる夜帰りプランを、15時から21時の最長6時間、客室での休憩と夕食込みで提供している。
部屋はスタンダードな純和室や、ベッドがある和洋室などさまざま。夕食は「国産牛の陶板焼き」や会津の郷土料理「こづゆ」など計12品が彩りよく並ぶ創作郷土料理会席をいただける。ダイニングでは豊富に揃った約30種類の地酒とともに楽しむのもおすすめだ。暮れゆく冬の温泉街の風景を眺めながら、束の間の癒やしの時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
6種の個性豊かな風呂を、気ままにめぐり温泉三昧
肌なじみがよくさっぱりとした会津東山温泉は美肌の湯としても知られる。夜帰りプランでは、姉妹館「千代滝」に設えられた2つの風呂にも入浴可能。建物最上階の「遊月の湯」は会津の城下町が一望できる展望露天風呂。
また、2017年オープンの半露天風呂「ふもと湯」では、山間と温泉街の町並みを楽しめる湯浴みが好評だ。両館は徒歩4分ほどで行き来できるので、散歩がてら湯めぐりに出かけよう。宿泊せずとも計6種もの温泉が楽しめるのは醍醐味のひとつだ。
【姉妹館「千代滝」の[0泊夕食]夜帰りプラン】もおすすめ
【姉妹館「千代滝」の[0泊夕食]夜帰りプラン】会津郷土料理ビュッフェ+入浴+休憩(客室利用)/15:00〜21:00/要予約/平日7,000円〜
近くにある姉妹館「千代滝」では2019年8月より、夕食にビュッフェが新たに仲間入りした。「こづゆ」や「にしんの山椒漬け」など会津の郷土料理はもちろんのこと、新鮮野菜を使ったサラダやお惣菜、デザートまで和食を中心としたメニューが常時50種類ほど並ぶ。ライブキッチンでは天ぷらやソースカツ丼などをその場で調理して提供、出来立てを味わえる。地酒の飲み放題もあり、会津の日本酒を存分に楽しめる。
Information
くつろぎ宿 新滝[会津東山温泉]
- 住所
- 電話番号
- 0242-26-0001
- リンク
- https://www.kutsurogijuku.jp/
- 備考
- [宿泊]平日12,800円~、休前日16,800円~(1泊2食付)
[風呂]内湯3・露天3、他に姉妹館「千代滝」の湯めぐり
[泉質]ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
[カード]VISA、Master、JCB、他
[車]磐越道・会津若松ICより約20分
[鉄道]磐越西線・会津若松駅よりバスで約15分