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星 賢孝の奥会津だより

三島町「只見線展望台」から撮影した、夕刻の「第一只見川橋梁」を走る只見線列車

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2023.09.08
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【只見線展望台から撮影した、夕刻の第一只見川橋梁を走る列車(大沼郡三島町川井)※2021年9月9日撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影 シャッター速度 1/1250、F11、絞り優先]
【只見線展望台から撮影した、夕刻の第一只見川橋梁を走る列車(大沼郡三島町川井)※2021年9月9日撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影 シャッター速度 1/1250、F11、絞り優先]

天空の極彩(ごくだみ)

只見線随一はもちろん、日本の絶景としても特筆される第一只見川橋梁であるが、夕陽に染まる情景は年に数日しかない。幻想の川霧に浮かび車窓から眺める天空の極彩(ごくだみ)に、乗客もまた歓声を上げているに相違ない。羨望と驚嘆の高鳴りを抑えてシャッターを切る。車窓の淡い灯火は、感嘆のざわめきと共に闇に消え、天空の極彩もまた、蒼天の海に還っていった。

撮影場所へは「道の駅尾瀬街道みしま宿」に駐車し徒歩で向かう。3ヵ所の展望台があり、最上部が第二只見川橋梁まで俯瞰できる大展望だが、9月上旬のこの時間は闇が迫っているので、安全の為に一番下の展望台で撮るのが望ましい。

本写真もその「根性無しポイント」で撮影している。駐車場から3分程で着くが、熊除けの鈴を鳴らしながら撮りたい。三脚を使用し、レンズは24mmから105mm程がおすすめ。列車の静止画を撮るならシャッタースピードは100分の1秒程度を確保したい。

文・写真/星 賢孝

Information

三島町「只見線展望台」から撮影した、夕刻の「第一只見川橋梁」を走る只見線列車
住所
【今回の撮影スポット】

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