この記事は、奥会津の7町村(柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、南会津町、檜枝岐村)で構成する「只見川電源流域振興協議会」発行の情報誌「つなぐ奥会津」との連携記事です。
2023年11月下旬のこと…。CJ Monmo編集部・ささちゃんは1年を振り返っていた。卒論を書いて、大学を卒業して、社会人になって…。特に、社会人になってからは毎日があっという間に過ぎていったなぁ。
2024年は社会人2年目になるし、後輩もできる。今年以上に頑張りたいから、何か縁起のいいものをゲットしたい…。
ささちゃん「『福島 縁起のいいもの』っと。」ポチポチ…(携帯で調べる音)
ささちゃんの目に飛び込んできたのは『赤べこ』の3文字。赤べこは福島県柳津町が伝説発祥の地なのは知っていたけど、縁起のいいものなんだ!それに、改めて見ると赤べこって可愛い…。しかも、柳津町内には赤べこがたくさんいるらしい⁉
ささちゃん「よし!縁起を担ぎたいし、赤べこに会いに柳津町に行こう!」
…ということで、12月上旬の週末に行って来ました!
赤べこが縁起のいいものである理由は『赤べこ伝説』
今から400年ほど前の1611年、大地震が会津地方を襲い、多くの民家が倒壊するなどの大きな被害を受けた。数年後、現・柳津町にある「福満虚空藏堂(ふくまんこくぞうどう)」を再建する際、どこからともなく力の強そうな赤毛の牛の群れが現れ、木材運搬に苦労していた黒毛の牛を助け、見事に再建できたそう。
また、赤べこに描かれている黒い斑点は、かつて会津で流行った疫病である疱瘡(ほうそう)の痕を表しているという。疱瘡(天然痘)は子どもの死亡率が高く、この疱瘡に子どもたちがかからないように身代わりとして赤べこに黒い斑点を描いたそう。こうした言い伝えから、赤べこは厄除けや疫病除けの縁起物として親しまれるようになったんだとか。
編集部がある福島市から車で約1時間半…柳津町に到着!
柳津町内を車で走っていると、ささちゃんがあるものを発見。
ささちゃん「ん?あの赤いものはもしかして…赤べこだ!しかも大きい!」
早速、目的の赤べこを見つけました。車を止めて大きい赤べこのもとへ行きます。
柳津町役場前で巨大な赤べこを発見!
ささちゃん「大きすぎる…。赤べこのあごの下に入るのなんて初めて!」
柳津町役場前にある赤べこの巨大モニュメントは何と高さ1.8m。その大きさは柳津随一の大きさなんだとか。圧倒的存在感を放ちます。
ささちゃん「周りを見渡したら赤べこがいっぱい!さすが伝説発祥の町!」
役場の敷地内にあふれる赤べこを見てテンションが上がるささちゃん。たくさん写真を撮っていきます。
ささちゃん「赤べこが私を歓迎してくれてる~。こんなに可愛い入り口、初めて見たなぁ」
写真は撮れませんでしたが、ごみ収集車やスクールバスなどにも赤べこがデザインされていました。可愛い赤べこが毎日いろいろな場所で見られるって幸せだろうなぁ。
車に戻って次の赤べこスポットを探すささちゃん、「赤べこファミリー」なるものがいるという情報を入手。これは会いに行かねば!
柳津町内の各スポットでお出迎えする「赤べこファミリー」を見つけよう!
赤べこファミリーとは?
柳津町内のいろいろな場所でそれぞれお客様をお出迎え。父・福太郎、母・満子、長男・もうくん、長女・あいちゃんに加え、2021年4月に誕生した末っ子・やなぎまるの5人家族。
赤べこファミリーの場所は柳津観光協会案内所内の「赤べこ一家いまどこ掲示板」か、柳津観光協会のHPをチェック!
「きよひめ公園」で父・福太郎を発見!
ささちゃん「福太郎可愛い~って、車輪がついてる!移動できるのかな?」
後から調べて知ったのですが、赤べこファミリーはみんな車輪がついており、イベントなどの際には町内各地からファミリーが全員集合するらしいです。いつか全員揃ったところを見てみたいなぁ。
ささちゃん「そろそろお腹が空いてきたなぁ…。いったんお昼ごはんにしよう」
「憩の館ほっとinやないづ」で名物・ソースカツ丼を堪能
お昼になり、お腹が空いたささちゃんは飲食コーナーがある「憩の館ほっとinやないづ」へ。そこでは、「あるもの」がささちゃんを出迎えてくれました。
ささちゃん「また赤べこファミリーだ!小柄でかわいい~」
迷わず写真を撮るささちゃん。あることに気づきます。
ささちゃん「あれ、首が動く!ゆらゆら動いてさらに可愛い!」
そう、赤べこファミリーはみんなちゃんと首が動くようになっているのです。大きい赤べこの首を揺らすことができるのは貴重ですね。
さて、歩き回って体力を消費したささちゃんはお昼ごはんを食べてひと休み。選んだメニューはもちろん…
ささちゃん「柳津町名物、ソースカツ丼!」
柳津町のソースカツ丼はご飯の上にキャベツを敷き、ふわふわの卵焼きとサクサクのソースカツがのっているのが特徴。一般的なソースカツ丼と煮込みカツ丼のいいとこ取りをした、どちらのカツ丼も好きなささちゃんにとっては夢のようなカツ丼です。
ささちゃん「おいしくてパクパク食べちゃった。お腹いっぱい…」
予想外のボリュームに戸惑いながらも、なんとか食べきったささちゃん。少し休んだ後は、また赤べこ探しの旅に出ます。
ささちゃん「あ、向こう側の建物と橋で繋がってる!散歩がてら、行ってみますか!」
「道の駅会津柳津」で長女・あいちゃんに遭遇!
「憩の館ほっとinやないづ」と隣接する「道の駅 会津柳津」は橋で繋がっており、気軽に行き来することができます。
「憩の館ほっとinやないづ」では柳津町名物・あわまんじゅうの実演販売、道の駅内にある「観光物産館 清柳苑(せいりゅうえん)」では赤べこの絵付け体験なども行っており、どちらも魅力たっぷりな施設です!
ささちゃん「赤べこファミリー、また見つけた!女の子も可愛い~!(ゆらゆら)」
赤べこを見つけると語彙力が可愛いだけになってしまうささちゃん。すっかり赤べこの虜ですね。
ささちゃん「あ、ポストの上にも赤べこがいる!ポストも珍しい丸い形だ!」
ささちゃん「たくさんの赤べこに出会えたなぁ~。最後に自分へのお土産を買って帰ろうっと」
道の駅内にある「観光物産館 清柳苑」で赤べこのお土産をゲット!
大満足のささちゃん。最後に道の駅内にある「観光物産館 清柳苑」でお土産を見て旅を締めくくります。
ささちゃん「この赤べこ、赤色だけじゃなくて白色もあって可愛い!」
ささちゃんが見つけた赤べこは、柳津町で唯一赤べこの張り子を製作する「やないづ張り子工房 Hitarito(ひたりと)」さんのもの。絵付け体験などができる常設の工房は2024年春にJR只見線・会津柳津駅舎内に開設される予定!開設されたらぜひ体験に行ってみたいですね。
ささちゃん「この赤べこたち、紅白でなんだかおめでたい感じがするから、今の私にピッタリかも。2つともお迎えして、家と職場に飾ろうっと!」
多くの赤べこに出会い、最後はステキな赤べこをお迎えすることにしたささちゃん。2024年も元気に過ごせそう!皆さんも、赤べこに会いに柳津町を訪れてみては?
今回の紹介スポットについて
赤べこファミリーについての問い合わせ
- 問い合わせ先/柳津町役場 地域振興課
- 問い合わせ先電話番号/0241-42-2114
憩の館 ほっとinやないづ
- 住所/河沼郡柳津町柳津下平乙151-1
- 電話番号/0241-41-1077
- 営業時間/9:00~17:00(土・日曜祝日は~18:00)※12月~3月は9:00~17:00
- 休み/第2・4木曜日(12月~3月)
- 駐車場/150台
道の駅 会津柳津
- 住所/河沼郡柳津町字下平乙181-1
- 電話番号/0241-42-2324
- 営業時間/9:00~17:00(土・日曜祝日は~18:00)※12月~3月は9:00~17:00
- 休み/年中無休
- 駐車場/55台
Information
只見川電源流域振興協議会
- 電話番号
- 0241-42-7125
- リンク
-
https://okuaizu.net/