天栄村・羽鳥湖高原の紅葉を楽しみながら県道37号を登り、門をくぐるとそこは別世界…。中世英国の街が広がっていました。
『ブリティッシュヒルズ』は1994年、神田外語大学・神田外語学院などを運営する神田外語グループが、日本で英国文化を体験できる語学研修施設として設立。現在も学校や企業の研修で利用されていますが、個人の利用も大歓迎。宿泊・日帰りで英国文化を体感することができます。
【11:00~】マナーハウスツアー
まずはチェックインより早めに到着し、11時からの「マナーハウスツアー」に参加。『ブリティッシュヒルズ』の象徴「マナーハウス」は中世英国の荘園領主の舘を再現。建築資材からアンティークのインテリア、雑貨に至るまで、実際に英国で使われていたものを輸入して作られており、細部までこだわった豪華な建物になっています。
ツアーでは、スタッフの方から英国文化や装飾などの説明を受けながらマナーハウスを巡り、荘園領主の生活に思いを馳せます。実際にインテリアを触ったり、座ったりして撮影できるのも魅力。テレビやドラマで使われたロケスポットも要チェックです。
宿泊の方は、マナーハウスツアー後もマナーハウスを利用できるので、改めて空間を満喫するのもおすすめです。
【12:30~】「フォルスタッフパブ」でランチ
ランチは荘園領主の舘から出て、「フォルスタッフパブ」へ。イギリスの代表料理「フィッシュアンドチップス」(1,800円)をいただきます!
15世紀から16世紀の居酒屋兼旅館を改装した建物のパブは英国の街角にあるようなカジュアルな雰囲気で食事を楽しめます。オリジナルビール「ブリティッシュヒルズプライドブロンドエール」やモクテルなども置いてあり、カウンターで飲むのも雰囲気が良さそう。
飲みたい気持ちは夜に取っておき、午後のレッスンへ向かいましょう。
【14:00~】レッスン
せっかくなので「英語カルチャーレッスン」に参加することに。今回はスコーンを作るクッキングレッスンです。
レッスンの部屋の扉を開けると、担当してくれるルーク先生が「Hello!」。
突然の英語にちょっと照れながらたどたどしく「…Hello」と返し、部屋に入るやいなや、どんどん話しかけながら、レッスンを進めていくルーク先生。気づけば、頑張って知っている単語を並べ、ちょっとだけ英語で先生と会話をしている私。「お!意外と話せるかも!」と、思っているうちに、あっという間においしいスコーンが焼きあがりました。
レッスンは、クッキングの他、カリグラフィー体験やモザイクアートといったクラフト作りなど様々。『ブリティッシュヒルズ』へ訪れた思い出作りにもピッタリです。
レッスンが終わった後は、チェックインを済ませてお部屋へ。レッスンを受ける前は、敷地ですれ違うスタッフの方から掛けられる「Hello!」やエスコートに会釈をするだけだったけど、今は「Hello!」と違和感なく返せるようになり、「あれ、私、今、イギリスにいる!?」。
木を基調としたかわいらしいお部屋で少し寛ぎ、さぁお待ちかねのディナータイムです。
【18:00~】ディナー
ディナーは少しだけおめかしをして、メインダイニングルーム「リフェクトリー」へ。シャンデリア輝く、英国の大広間に興奮!心を落ち着かせ、スタッフの方のエスコートで席に付き、幸せな時間のスタートです。
利用した宿泊プラン「スタンダードプラン」では、ディナーコースを「トラディショナルディナー」、もしくは季節の食材をふんだんに使った「シーズナルディナー」から選べます。今回はイギリスの伝統料理を味わえる「トラディショナルディナー」を選択。サーモンの自家製スモークから始まり、スープ、魚料理、その場で切り分け最後の仕上げをするローストビーフ、スイーツまで、英国の味を大満喫できました。
ディナーコースは最高級食材を取り入れた「グルメディナー」にランクアップも可能。スイーツにフランベを取り入れた演出もあり、より特別な時間を過ごすことができます。また、パブやティールームでのカジュアルな食事プランもあるので、一緒に行くメンバーや気分で変えて楽しむのもおすすめです。
翌朝
「リフェクトリー」でビュッフェの朝食をとった後は、チェックアウトの時間まで園内散策。中世英国のスコットランド地方の風景を再現した園内はフォトスポットが満載。寒い時期、部屋に備え付けで貸し出しされているローブを着ると、より街並みと雰囲気が合い、気分が盛り上がります!
【11:00~】「アスコットティールーム」でアフタヌーンティー
チェックアウト後も、もう少し英国気分を味わって帰りたいと「アスコットティールーム」へ伺うことに。本場・英国のアフタヌーンティーを楽しみます。
英国の片田舎のカフェをイメージしたティールームは木を基調にした、かわいらしく優しい雰囲気。そして、お待ちかねの「Afternoon Tea」(1人前2,800円)は3段スタンドで登場!下段からサンドイッチ3種、スコーン2種、ケーキ2種とボリュームたっぷり。15種類以上から選べる紅茶やハーブティーはポットで提供されます。差し湯のサービスもあり、席の時間制限もないため、ゆっくりとした時間を過ごせます。
【13:00~】ショッピング
最後はギフトショップに立ち寄り、お土産を購入。紅茶やコーヒーはもちろん、菓子や雑貨など、イギリスに関連するグッズが多数揃います。原料や素材にこだわった、『ブリティッシュヒルズ』オリジナルの菓子や雑貨も、オシャレでおすすめです。
初めてお邪魔した『ブリティッシュヒルズ』は、まさに“パスポートのいらない英国”‼「英語を話せないとダメかな」と二の足を踏み続けていたのですが、実際行ってみたら、スタッフの方が日本語でもフォローしてくださり、2日間リラックスして、優雅に中世英国で過ごしている気分を味わえました。敷地内はどこを撮っても絵になるので、写真を撮るのが楽しく、2日間の撮影枚数は200枚以上!特にヨーロッパが舞台の物語が好きな方やプリンセス好きの方にはたまらないと思います。
今回訪れた時期は冬の始まり。雪が降ると一面白銀の世界、より一層美しい世界が広がるそう。
新白河駅からシャトルバスが出ているので、雪の時期は利用がおすすめです。また、マナーハウスツアーやレッスン各種、パブ、ティールームは日帰りでの利用も可能。私もまた改めて、今度はプライベートで、福島の中世英国へショートトリップしたいと思います。
Information
British Hills(ブリティッシュヒルズ)
- 住所
- 電話番号
- 0248-85-1313
- 営業時間
- 9:30~18:00(受付時間)
【フォルスタッフパブ】11:30~15:00/18:00~22:00(各30分前ラストオーダー)
【アスコットティールーム】10:00~17:30(16:30ラストオーダー) - 休み
- 年中無休
- 料金
- 【宿泊[スタンダードプラン]選べるリフェクトリーコースディナー&ブッフェブレックファスト】27,000円〜※大人2名利用時、1室1名あたり
【マナーハウスツアー】無料(11:00~日本語・14:00~英語)※日帰り利用の場合600円
【カルチャーレッスン(クッキング)】3,800円
※日帰り利用の場合、入場料(大人200円、小学生100円)が必要
- 駐車場
- あり
※シャトルバスあり(運行スケジュールはこちら) - リンク
-
https://www.british-hills.co.jp/