福島市下野寺にある、和風レストラン『岩代家敷 大王』。福島市の銘菓「いもくり佐太郎」の製造でも有名ですよね。高湯街道沿いということで観光バスのお客さんも多く、団体客からファミリーまで幅広いシーンで利用されています。

水車が回る日本庭園、鯉が泳ぐ池といった、のどかな雰囲気。
落ち着いた座敷・テーブル席・個室のある店内。
名物の「薬師そば」から、寿司、ハンバーグ、キッズプレートといった幅広いメニュー。

　…そのどれもが、高齢の方から子どもまで、みんなウエルカムというお店のスタンスを表しています。午前中、まったりしすぎてしまった週末。ちょっと遅いお昼ご飯に、家族3人で伺いました。

　お店の前の池で、しばらく鯉を息子と眺めながら「今日は何を食べよう。ここはそばもパスタもボリューム満点だからなぁ…」と考えていたら、だんだんお腹がすいてきました。

私「もうそろそろ、お店に入ろうよ」
息子「あ～！ぼく、おさかなさん、もっと見たいのに！またここに来ようね！」
私「はいはい！ご飯食べたら、また鯉を見に来ようね」

　すっかり鯉に恋した息子を、何とか誘導し店内へ。笑顔のスタッフさんに、「お子さんと一緒でしたら、こちらへどうぞー！」と座敷席に案内いただきました。お店の方が子ども連れに慣れていると、やはり安心します。

　こちらの「お子様ランチ」は、主食をそばとご飯から選べます（うどんにも変更可）。「どっちが良い？」と聞くと、「暑いからそば！」とのこと。3歳児でも、暑いと喉越しの良さを求めるんですかね。
　私は、太麺の「薬師そば」と、細麺の「孫薬師そば」と迷いましたが、ここは食べたことがない「孫薬師そば」の野菜天ぷら付きをオーダー。夫も「孫薬師そば」に丼もの付きのセットを注文。

　注文を済ませるとすぐに、子ども用の器とフォーク、スプーン。そして、ここならではの薬味・すりゴマが運ばれてきました。とんかつ屋さんなど、すりゴマが出ては「お手伝い！」とかって出る息子。これで一定時間子どもが静かなので、案外助かるんだよな～と思いつつ、まったり食事の到着を待ちます。

スタッフさん「おまたせしました～」

　お楽しみがやってきました！

息子「また、これね！小さい旗ね！」
私「それは、イタリアの旗だよ！」
息子「イタリー…？…わー！おいしそう！」

　途中から「イタリア」について考えることを止めた息子は、そばを食べたいという宣言通り、ツルツルと麺をすすり始めます。

私「ゴマかけるかい？」
息子「うんっ！」

　しっかりした歯ごたえの田舎そば「薬師そば」に比べ、「孫薬師そば」はのど越し良く、高齢の方から子どもまで食べやすいのではないでしょうか。3世代の食事会などにもおすすめです。
　ごまで香ばしさアップしたそばを、改めてツルツル…。息子は「もっとそば食べたいな！」と、私の「孫薬師そば」もツルツル…。

　最後にそば湯もいただいて…

息子「ごちそうさまでした！」

　会計時、定員さんにガチャガチャができるメダルをもらうと、息子はご機嫌！

息子「またここに来ようね！」

　『岩代家敷 大王』さん、ごちそうさまでした。