第110回のふくしま定食部は郡山市へ。
郡山駅西口に降り立ったら大通りを進んだ3本目の路地を右へ。そこは郡山市街でも特に好きな景色。
程なく見えてくるのは明治41年創業「肉の和泉屋」さん。その脇をすっと入ると精肉店直営の「やきとり和泉」さんが現れます。いつもの如く開店少し前から暖簾の前に並びましょう。
和泉さんは予約推奨ですが、座敷・テーブルのほか、カウンター8席に空きがあることを祈って並びの人数で座席争奪戦への参加を決めています。
さて、ちょうど17時の赤提灯の点灯とともに入場!歴史を刻んだ店内はあれよという間に満席。
着席とともに先行して飲み物をオーダー。中ジョッキを注文したら食べ物はメモ用紙に書いて手渡しのスタイル。
和泉さんは駅前の好立地にあって良心的。何より刻んだ歴史が醸し出すその情緒も魅力のひとつ。
やきとり中心の精肉店らしいメニュー。その中でも輝く「牛めし」と「とん定食」のお食事ツートップ!
今日は牛めしを単独指名して、後はゆっくりとビールを呷りながら待ちましょう。
友人との乾杯でお邪魔した際は、「ジャンボメンチ」「チューリップ」からスタートして、「やきとり・牛串焼」の流れ。
ジャンボメンチは体操着のゼッケンほどの本当のジャンボ。スパイスの効いた挽肉と玉ねぎで肉々しさ満点の食べ応え。
昔のバスのシフトレバーを思い出すチューリップは丁寧に焼かれて、皮目パリッと弾力ジューシー。
日替わりで2種が楽しめる牛串焼。この日はミスジの豪華串!
まるでステーキのように旨み滴る牛串焼に日本酒を合わせて昇天!
上質な肉をダイレクトプライスでいただける喜びは「とん定食」でも実感できます。
分厚いとんかつはカリッと揚がった衣の先に信じられないほど柔らかな豚ロース。
岡山県で作ってもらうというこだわりのパン粉をまぶし、毎日足している和牛の脂の揚げ油が香ばしい衣を演出。
レターパックライトには入れられない厚みでありながら、低温でじっくり揚げることで肉の水分が保たれる驚くほどのしっとりジューシー。
単品(1,300円)でも必食の感動とんかつです。
さて生ビールも残り3cmとなったあたりで牛めしの登場です。もわんと湯気が包む牛めしが調理場から目の前にドラッグ&ドロップ!
その間もカウンターに居合わせたお客さんたちの熱視線で再加熱!
オーダーが入ってから煮込むからこそ少々時間を要する牛めし。
この味を知ってしまったらいつまでも待ちますよ!
碁石を入れる碁笥のようなお櫃は、ふたが少し持ち上がるほどにギュウギュウ!開けると一気に牛エキスな湯気が顔面を覆ってすでにうまい。
囲碁さながらに対局開始の初手でガっと摘まんでもまだ米まで届かないほど牛!
頬張れば、肉々しさとつゆの甘み旨み、上質な脂のコク、こんにゃくの歯応えが口の中で混然一体!
この牛めし、「福島県内屈指グルメ」認定です。
噛むほどに滲み出る肉汁。旨みがじゅわじゅわじゅわ~。なかに1枚仕込まれた牛スライスで牛肉をロールする夢のような牛タイム。
つゆが染み染みの白米を牛肉で拭いながら寄せながら。結構なボリュームでも箸は止まりません。
添えられたお新香と味噌汁がまた秀逸。きゅうり・しば漬けで一旦リセットしたらまたお櫃へ。牛めしに帰る都度、おいしさが増していくような感覚。
宴席で賑わうなか、「牛めしとビール」のお食事オーダーも良いものですね。お腹をハイオク満タンに満たしたら、秋の風に吹かれて帰りましょう。
老舗精肉店の最高なお肉がいただける「やきとり和泉」さんも半世紀の歴史。三代目(現店主は五代目)が精肉店の他にもと始められた奇跡的なお店は、郡山への来客を連れて行きたくなる自慢の場所。
口の中を肉汁と幸せでいっぱいにしたくなったらまた並ばせてください。
ごちそうさまでした!
Information
やきとり和泉
- 住所
- 電話番号
- 024-932-8328
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 休み
- 日曜祝日
- 駐車場
- なし
- リンク
-
https://www.instagram.com/izumi_nikuya_1908/

