【お知らせ】こちらの紹介店は、2019年5月31日(金)閉店予定です。
今年のゴールデンウイークは10連休でした。家族サービスにお仕事に、お疲れの胃に優しい食事を求めていた方も多いことでしょう。
そんなときは、和定食をゆっくりと味わいたいものです。第23回の「ふくしま定食部」は、福島市中央卸売市場の場内にあります、『寿司ろく』さん。
市場のゲートを潜るだけでも、なんとも特別な感じがして、わくわくしますよね!
仲卸番号『6』番なので『寿司ろく』さん。仲卸直営の新鮮な美味しさを発信しようと誕生した店舗ですから、この場所でお食事がいただけるだけでも、価値があるというものです。
より開放的で、店内も市場も見渡せる入り口付近を陣取ります。
壁に貼られたメニューを眺めると、やはり目に飛び込むのは、海鮮丼や刺身定食。さらに気になる「ベジ丼」は、同じく市場から食を発信しようと、青果仲卸の飯印青果さんとコラボしたメニューと聞けば、絶対ウマいやつですから迷います。
前回おじゃました時は煮魚定食でしたので、今回は焼魚定食にしようと、昨夜の風呂上がりには決めていました。
入れ替わり入店されるお客さんも、新鮮な海鮮を求めてオーダーもさまざま。それをテキパキと捌いて次々とテーブルへ運ぶ姿がまた、より魚の鮮度の良さを感じさせてくれます。
待つこと10分ほどでしょうか。
落ち着いた緑釉の大きなひし形の平皿は、さしずめ野球の内野のよう。日替わりで登場する焼き魚がピッチャーなら、今日の先発は「メバルの開き」。まさにエースの働きが期待されます。
守備位置についたご飯は惜しげもなく盛られ、味噌汁、たくわん、そして今日の小鉢は贅沢にもねぎとろです。
諸葛亮孔明の扇子ほどのサイズでありながら、遠目にもぷっくりと膨らんだ、身の厚いメバルからいただきますが、手前に添えられたレモンの大きさは、これまで見たことの無いレベル。
OLの朝食に成り得るほどの厚さのレモンをたっっっぷりと搾って、脂の旨さをさらに引き立ててもらいます。
ほろっとほぐれる身をつまんで、ご飯の上へ。優勝監督の胴上げのようにしたら、勢いそのままに口へと運びます。
ほどよい塩気と脂がレモンを纏って堪らなく旨い!
ご飯のおかわりをいただき、今度はメバルにさっと醤油を垂らして味変です。先日の小鉢のホタルイカもそうでしたが、小鉢が贅沢だと、幸福度が数段上がります。
二杯目をあっという間に平らげて、クールダウン。
寿司や丼もの、刺し身ももちろん美味しいですが、煮魚や焼魚をこんなにも贅沢に、市場の場内でいただけるのは、いい意味でズルい定食だと思います。
『寿司ろく』さんを経営されている仲卸の『(株)丸鮮』さんは創業140年。4年前に北沢又の大内水産内にテイクアウト寿司店としてオープン。そして、昨年、現在の市場食堂としてオープンされました。
市場から食の魅力を発信する食堂。魚気分になったら、またお邪魔したいですね。
ごちそうさまでした。
Information
寿司ろく
- 住所
- 電話番号
- 024-553-9051
- 営業時間
- 11:00~15:00(毎週水曜日は~14:00、各30分前ラストオーダー)
- 休み
- 日曜祝日
- 席数
- テーブル24席
- 駐車場
- あり
- リンク
-
https://www.facebook.com/sushiRoKu/