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ふくしま定食部

銀色のポットに湛えられているのは、深みのあるカレーと賓館のおもてなし

第32回「中国料理 珍満賓館」

  • 情報掲載日:2020.03.08
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

第32回の「ふくしま定食部」は、国道4号線と福島県庁前通りを繋ぐ、きれいに整備された北町の『中国料理 珍満賓館』さん。

周囲はレンガ調で統一されたかのような街並み。その一角に、創業73年を誇る福島市のパワースポットと言っても過言ではない、珍満賓館さんはあります。

福島市グルメとして避けては通れない名店の重厚感が外観からも。隣の「福島テルサ」で催し物がある時などは、満席必至の盛況ぶり
福島市グルメとして避けては通れない名店の重厚感が外観からも。隣の「福島テルサ」で催し物がある時などは、満席必至の盛況ぶり

前のお客さんが通った自動ドアが開いているうちに、滑り込むように入店です。

最近は宴会での利用が多いのですが、今日は一人。久々にカウンターへ案内していただきます。

整然と並んだ調味料たちを取り囲む、中国悠遊紀行やこけしといったアイテムも気になりつつ、メニューに目を通します。

散りばめられたいろいろなアイテムに目をやるのも楽しい店内
散りばめられたいろいろなアイテムに目をやるのも楽しい店内
わかりやすく書かれたメニューはありがたいです
わかりやすく書かれたメニューはありがたいです

今日は、中国料理の名店にあって人気のカレーをいただこうと決めておりました。メニューを見たのは、そこに追加する単品を見たかったからなんです。

カレーとの組み合わせというのと、ネーミングから「レモンドリ」をチョイスすることにしましょう。

お目当てのカレーは「ビーフ」も考えましたが、プリップリなエビを想像したら迷いは消えました。今日は「えびカレー」で決まりです。

お話を伺いますと、先代は73年前に料理人として台湾から東京、そして会津へ。その後、県庁所在地でお店をと福島市へ移られたとのこと。

壁面には堂々たる看板。命名の想いを知ると感慨もひとしおですね
壁面には堂々たる看板。命名の想いを知ると感慨もひとしおですね
獅子が出迎えてくれます。向かって右の手鞠を持った雌、子獅子を押さえている雄には、魔払いの意味が
獅子が出迎えてくれます。向かって右の手鞠を持った雌、子獅子を押さえている雄には、魔払いの意味が

当時、中国料理は『珍』しく、『満』ちあふれた気持ちになる料理を広めたい。そして、お越しいただいたみなさんが、ホッと安らぐ場所でありたいと、中国語でホテルを意味する『賓館』を添えられたそうです。

たくさんのお客さんで今日も賑わっていますが、お得なランチメニューも人気ですね。

そこに、銀色に輝くカレーポットと、レモンドリが運ばれてきますから、なんとも特別感があります。

トランプの「5」のように、エビを浮かべた「エビカレー」(860円)。玉子スープとサラダ付き
トランプの「5」のように、エビを浮かべた「エビカレー」(860円)。玉子スープとサラダ付き
たっぷりのレタスもうれしい「レモンドリ」(980円)はビジュアルもインパクト十分
たっぷりのレタスもうれしい「レモンドリ」(980円)はビジュアルもインパクト十分

カレーをすくいライスに滴らせる、この所作もどこか儀式的に振る舞ってしまうほど、カレーポットはテンションが上がるものです。

カレーをライスに滴らせる瞬間が、今日のクライマックス
カレーをライスに滴らせる瞬間が、今日のクライマックス
サイドアングルでも圧倒的なカレーポットの魅力
サイドアングルでも圧倒的なカレーポットの魅力

小川に笹舟を浮かべるように、優しくライスにのせたエビは、薄い衣を纏ってプリップリ。それを追いかけるように織りなすルーのリッチさは、ホテルのカレーさながら、まさに『賓館』の風格。

唸りながら、深みのあるカレーをひとしきり堪能しますと、一緒に到着していたレモンドリのインパクトある佇まいに一旦箸を移さずにはいられません。

エビカレーとレモンドリのダブルオーダーで盤石な布陣に
エビカレーとレモンドリのダブルオーダーで盤石な布陣に

スパイシーな味わいから一転。餡の甘みと、レモンの爽やかな酸味でさっぱりとしたレモンドリは、まるで圧力鍋にかけた大八車のようなビジュアル。

欲張りに、添えられたスプーンで、さっくりと揚げられた鶏肉にできる限り餡をかけ増ししたくなります。

できるだけ餡をのせてさっぱりといただきたいレモンドリ
できるだけ餡をのせてさっぱりといただきたいレモンドリ
玉子スープも、ふんわりやさしい味わいでホッとします
玉子スープも、ふんわりやさしい味わいでホッとします

カレーとレモンの往復は楽しくもくせになる緩急。珍満賓館さんの豊富なメニューに、客人をもてなす懐の深さを感じます。

赤を基調として、円卓を備えた正統派の中国料理店。『貴賓室』があることを始め、知れば知るほど好きになるお店、それが珍満賓館さん。

以前、定食部員とおじゃまして、カレーポットで乾杯させていただいた際の思い出の写真は、女将さんの笑顔も含めて宝物の1枚です。

思い出の1枚。女将さんの元気・サービス精神のファンも多い
思い出の1枚。女将さんの元気・サービス精神のファンも多い

次回はまたワイワイとおじゃましたいですね。

ごちそうさまでした。謝謝!

Information

中国料理 珍満賓館(ちんまんひんかん)
住所
電話番号
024-522-4379
営業時間
11:30~21:00 (日曜祝日は~20:00)
休み
第3火曜日
駐車場
17台

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