ゴールデンウイーク直前の第44回「ふくしま定食部」。この日は快晴で、満開の桃の花に導かれるように伊達市方面へ。

福島市街から車で30分もかからない近さの伊達市。伏黒郵便局から東に向かい、最初の右折をやや鋭角気味にターンしたところに、2021年1月8日オープンした「おさかな処・まさやん」さんはあります。
お店の看板には、遠目にもはっきりとわかる店名。“おさかな処”の文字に魚への自信が伝わってきます。

11時開店の鮮魚店ですが、絶品の定食を目指すお客さんで早々に賑わいます。特に、数量限定の「熱盛ランチ(※)」はたちまち完売のハードルの高さ。
以前お邪魔した時は、5食限定「福島産 生白魚丼」の「熱盛ランチ」に間に合うことができました。ぷりぷりっとした食感も心地よく、生姜醤油と相まった白魚の甘み、旨みが口の中で爆発!溺れそうになりました。
※熱盛ランチは内容・価格共に日替わり


店内に入ると、左側に刺し身をはじめとしたショーケース。お昼のおかずを買いに来ることができる地元のお客さんを羨ましく見つめます。
正面にはお惣菜コーナー。そこでスタッフの方に食事である旨を告げたら、空いている席を目指します。


着席して見渡せば、壁に散りばめられたヤクルトスワローズグッズの数々に気づきます。
「私は阪神ファンだけど内緒にしておこうかな…」などと見入っていると、オーダーを取りに来てくださいました(結果、内緒にしておきました)。


刺し身にフライ、焼き魚、煮魚とメニューも豊富ですが、入った瞬間に視界に入ってくる分厚くて新鮮な刺し身は外せません。惣菜ショーケースの左上に配置されたボリューミーなアジフライも魅力的でしたから、必然的に両方入った「まさやん定食」をいただくことにします。
待つこと10分ほどでしょうか。
1,320円で良いんですか!!と声に出てしまうほど豪勢なお膳が運ばれてきました。

熊本産養殖本マグロ、ブリ、ホッキ貝。これだけでもお値段以上!
※刺し身の内容は仕入れの状況により変更となる場合があります


まずは、はやる気持ちを落ち着かせるように、アオサの味噌汁をズズッとすすります。
さて、まずは本マグロですよね。しっとりとねっとりと、そして爽やかな赤身のコクが楽しめます。
ブリの刺し身は、醤油にちょんと付け口に運ぶと、程良く脂がのっており旨みがダイレクトに伝わってきます。サクッとした歯切れのよい食感も心地よいですね。


新鮮で大ぶりな刺し身に注目しがちですが、特筆すべきはワサビや大葉、大根のつままでシャキッと新鮮なごちそうであるという点。余すことなくいただきます。
そこに、厚さ1.5㎝はあるアジフライも添えられていますからたまりません。衣の中はふっくらジューシー。しかも骨抜きされているのもありがたいですよね。


刺し身とフライに満足して油断したところに、メインを張れるほどの小鉢がキラキラと存在感を放ってきます。
今日の小鉢は、アサリのしぐれ煮にイカオクラのダブルと盤石。甘じょっぱく炊かれたアサリは、ショウガが効いていておいしいです。
イカオクラは、ごはんにのせて醤油を2滴で幸せに。この小鉢だけでもランチが成り立ちます。

さて、満たされたところでお会計ですが、この日は土曜日。それにも訳がありました。土曜日限定の手作り「イカの塩辛」を買って帰るために、開店時間の11時を目指しました。

おみやげにと一緒に購入した、「いか耳・下足天ぷら」も、舟から零れんばかりのボリュームで、思わずわが家への出港決定。
おいしい魚、刺し身を食べてもらいたい、それだけのおもいでオープンした『まさやん』さん。
店主の愛称をそのまま店名に掲げた親しみやすい店は、大きな人柄と元気の良さが、そのまま魚の活きの良さに直結していました。
むしろ、魚の方が店主のパワーにつられてビシッとしてしまうんじゃないかと思うほど。


魚をお腹いっぱい食べて、元気になりたい時はこちらですね。満足満腹です!
ごちそうさまでした。
Information
おさかな処・まさやん
- 住所
- 電話番号
- 024-563-5200
- 営業時間
- 【店内飲食】11:00~14:00(ラストオーダー13:45)
※鮮魚店は~18:00 - 休み
- 日曜祝日(5月2日(日)は営業)、2021年5月3日(祝)~5日(祝)
- 駐車場
- あり
- リンク
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