ゴールデンウイークともなれば、温かな日も増えて外出したくなりますよね。
5月ですから子の成長を願いつつ、日課のウォーキングで向かったのは福島稲荷神社。

第56回の「ふくしま定食部」は、福島市仲間町、福島稲荷神社の東の通りからさらに一本東。
パン店やケーキ店が並ぶ通りに「CHINESE DINING hiro」さんはあります。


以前は、平日もランチ営業されていましたが、現在は土・日曜日のランチと夜の部の営業。
ソロ入店ですし、鍋さばきを間近に元気をいただこうと、お店の醍醐味でもあるカウンターへ陣取ります。
3種のランチメニューから、今日もやっぱり餃子ライスをオーダーします。ウォーキングのご褒美に、いや、神社参拝の御神酒としてのビール(キリン一番搾り550円)も添えちゃいましょう。


厨房の白いレンガ調の壁であみだくじをしながら、先行して到着したビールでクールダウン。
手入れの行き届いた綺麗な店内と、炒飯を仕上げる中華鍋とおたまが当たる音の心地よさで寛ぎます。

ほどなくして、「餃子ライス」がカウンターから差し出されました。
いらかの波か、餃子の波。健やかに成長する我が子と我がお腹。瓦屋根にも負けない、ハーモニカサイズの餃子が2段。

メニューに“天龍焼きそば”があることからも分かる通り、このジャンボな餃子は、店主が「銀座天龍」に15年ほどいらっしゃった公認の本格。ぜひとも味わっていただきたい味です。
ランチに供される餃子ですから、ノーにんにく。豚もも肉と白菜、長ねぎの餡が、ほんのり甘みのもっちり皮に包まれて、ひと噛みすれば肉汁大流出!
酢・醤油・ラー油も良いのですが、まずはカラシでいただく天龍流がおすすめ。

東京三大ジャンボ餃子、天龍さん仕込みの「hiro」さんの餃子。直径10㎝はあろうかというサイズは、ご飯茶碗に納まるのもギリギリ。
伊達政宗の兜を彷彿とさせるビジュアルは、五月人形の代わりに床の間に飾りたいほど。

餃子と一緒にパクついていますが、忘れてはいけないご飯の旨さ!いい塩梅の炊き加減も「hiro」さんの魅力のひとつですね。
結構なボリュームですが、気付けば最後のひと口を終盤のビールと共にフィニッシュ。
「hiro」さんのメニューは定期的に変わりますが、炒飯も好みなんです。以前いただいた、「チャーシューチャーハン」は、パラりと炒まった炒飯に、ゴロッゴロの角切りチャーシューが食べ応えあり。頬張ってスープを流した口内マリアージュで昇天します。

そして、時折出現する“定食”も見逃せないんです。
冬にタイミングよくいただいた「鶏の甘酢あんかけ定食」も絶品でした。柔らかい鶏にほんのりピリ辛な甘酢。具材のカットにもこだわりが見える定食でした。

18年ほどいた東京から福島に戻られて、「福島市のことを知ってから」と市内の飲食店で働かれたのちに、現在の場所に創業されて今年(2022年)で3年目。
北裡商店街の一角に収まった、仲間町の街並みの一部。今では、気軽に中華をいただける特別な存在として人気です。
しっかりおいしくいただいて、今日は取材でしたから、ちょっとだけ格好つけて本当は食べたかったマンゴーアイスを注文しなかったことを後悔しながら、またウォーキングして帰ります。


次は夜の部で伺わせてくださいね。
ごちそうさまでした。
Information
CHINESE DINING hiro
- 住所
- 電話番号
- 024-503-9600
- 営業時間
- 11:30~14:00※毎週土・日曜日のみ/
17:00~22:00(最終入店21:00) - 休み
- 毎週月曜日
- 駐車場
- なし
- リンク
-
https://www.instagram.com/chinesedininghiro/