日常にそっと寄り添う、個性豊かなスペシャルティコーヒーを

福島市「テレビユー福島」西側の通り沿いにあるコーヒースタンド『COFFEE Little Collins（コーヒーリトルコリンズ）』。

店頭には郡山市「WAKAKI COFFEE」の焙煎士・荻野稚季さんが手掛けたスペシャルティコーヒーを常時4種類ほど揃える。ドリップコーヒーは看板商品である浅煎りを基本に、中深煎りまでラインアップ。

「コーヒーそれぞれが持つストーリーを感じてほしい」と、ハンドドリップコーヒーを提供する際は銘柄をはじめ、産地や標高、品種、精製方法などが記載されたカードを添える。

この他、エスプレッソにスチームミルクを注ぐ「フラットホワイト」（650円）や「カフェラテ」「モカラテ」（700円）なども用意。プラス50円でデカフェ（カフェインレス）に変更できる。また、コーヒーに合う味を目指した、手作りドーナツも好評。

“珈琲好き”のマスターが追究する極上の味わい

福島市の『Shisei ARTISAN ROASTED COFFEE（シセイ アーチザン ローステッド コーヒー）』では理想の味を求め、豆選びから抽出までの全工程を一人で手がける。

直火式の焙煎機で生み出す、メリハリのある味わいが特徴。サイフォンで淹れた極上の一杯の他、10時間以上かけて抽出する「ダッチコーヒー」がおすすめ。ドリンクとの相性を第一に考えた自家製スイーツも充実。

急ぎ足では味わえない、唯一無二のコーヒー体験

福島市の『万代蔵（まよぞう）珈琲店』は朝6時48分から営業し、トーストなどのモーニングも提供する。「農薬を使用せずに栽培された豆」を自家焙煎して淹れるコーヒーが魅力。

なかでも数量限定の「万代蔵珈琲」は、鉄鍋で一度に焙煎できる量が100gのみという、希少でありながら、特別な一杯。奥様が手作りするバスクチーズケーキなどのスイーツとも相性抜群だ。

ドリンク注文者限定の本格カレー（事前予約制）は、国産の食材を贅沢に使いながらもサービス価格の500円で楽しめると人気。

ドーナツと自家焙煎コーヒーでくつろぐ、元豆腐屋さんのカフェ

14年間豆腐屋として営業してきた店を、2025年2月にカフェ『Mamekichi’s Coffee＆Donuts』としてリニューアル。店では豆乳を使ったソフトクリームやプリンの他、ふわふわ生地で優しい甘さのおからドーナツを提供している。

豆乳は『ミヤギシロメ』という品種の国産大豆を使用。カフェではこの豆乳を使った台湾風豆乳スープ「シェントウジャン」（450円）も味わえる。

また金・土・日曜祝日、月曜日には20食限定でランチがお目見え。黒豆ご飯に、大豆を使ったおかず6種類とおぼろ豆腐、豆乳プリンが付いて880円とお手頃だ。

それぞれの心の中に灯る炎に思いを寄せる夜のひととき

郡山市の『ROAST BLUES（ローストブルース）』は昼過ぎから夜の時間までの営業で、仕事帰りに立ち寄る人も多い。

店では7種類の生豆を使用。小型焙煎機を使い、それぞれの豆の個性に合わせて焙煎。定番の深煎りブレンド「焚き火」や、安心感と驚きを表現したという看板ブレンド「COFFEE BLUES」など、味わうシーンを考えたブレンドを心掛けている。料理やスイーツも全て手作りする本格派だ。

おいしいコーヒーで、ほっと一息。日常にゆったりした時間を

須賀川市役所北側に佇む『今出川（いまでがわ）珈琲』の扉を開けると、焙煎したばかりのコーヒー豆の香りに包まれる。自家焙煎コーヒーは「日常でほっとできる味」にこだわり、やわらかくバランスの良い味を追求。手軽に楽しめる極上の一杯を有田焼の美しい器で提供してくれる。

紅茶派には「新茶の紅茶」を。アッサム550円、ダージリンは600円。春・夏・秋と季節によって味わいが変わる。自家製スコーンやトースト、スイーツもカフェタイムを彩る。

こだわりのコーヒーと空間から多様な“可能性”が生まれる

西会津町の上野尻地区に、2025年の夏オープンした『POSSIBLE COFFEE（ポッシブルコーヒー）』は、ギャラリーやシェアハウスが一体となった複合施設「叶ヤ」内にあるカフェ。

かつては旅館だったこともある築100年以上の古民家を、建築家のオーナーがリノベーション。日本家屋の趣きとモダンさが融合した内装にセンスが光る。

看板メニューは、豆から仕入れ、自家焙煎するスペシャルティコーヒーと、季節ごとに変わるスパイスカレー。皮から作る水餃子もおすすめで、軽食として、酒のつまみに好評だという。

土・日曜祝日は「道の駅にしあいづ」に出店している。