2回目となる今回は、福島市からおすすめの1軒『自家製麺 まつお』を採り上げたいと思う。
福島交通飯坂線の桜水駅から約1.7km。気合いを入れれば歩けない距離ではないが、飯坂線の発車時刻のタイミング次第では、JR福島駅東口から福島交通の路線バスに乗り込み、「イオン福島店」で下車。そこから徒歩で向かった方が早い場合もあるだろう。
『自家製麺 まつお』の店主・本間氏は、福島市を代表する実力店「自家製麺 えなみ」の江南店主の下で13年間修業。
「えなみ」の店長まで務めた後、満を持して独立し一国一城の主となった敏腕ラーメン職人。ちなみに、屋号である『まつお』は、敬愛する江南店主が本間店主に付けてくれたニックネームに由来するそう。
本間店主が掲げるラーメンづくりのコンセプトは「ご飯と一緒に食べてもらう1杯」。このコンセプトはメニューリストの記載にも貫徹され、すべての麺メニューに「ごはんもの」と組み合わせた具体的な食べ方が紹介されている。
胃袋に余裕があれば、是非、店主がおすすめする食べ方を実践していただきたい。
2026年1月現在、提供されているレギュラーの麺メニューは「塩ラーメン」「中濃ラーメン」「骨粉つけめん」「淡麗つけめん」の4種。
いずれのメニューも、福島市内屈指の完成度を誇るが、おすすめは「骨粉つけめん」。店主が湿度・温度の変化等を見極めながら、精魂を込めて作り上げる自家製麺の魅力を存分に堪能できる。
豚骨が溶けて粉になるまで強火で徹底的に炊き上げたスープは高粘度。啜り上げれば、たおやかな甘みが味蕾に沁みわたる。
修業先直伝の自家製麺の出来映えも見事のひと言に尽きる。スープをしっかりとまとい、黙々と口元へと運び込む。啜る度に弾けるようなたわみが口の中を心地良く刺激。確かな質量感が、食べ手に鮮烈な印象を刻み込む。
スープを飲み込んだ後に舌先に残るうま味の残像が、全身を幸福感で包み込み、更なる啜りを呼び込む。これほど完成度の高い1杯が日常の選択肢として存在すること自体、福島のラーメンシーンの豊かさを物語っている。
Information
自家製麺 まつお
- 住所
- 電話番号
- 024-572-3037
- 営業時間
- 11:00〜14:30/17:30〜20:00
※各10分前ラストオーダー、スープがなくなり次第終了 - 休み
- 毎週火曜日
- 駐車場
- 11台
- リンク
-
https://x.com/matuo_0628


