海の見えるバラ園存続に向け、地域おこし協力隊に応募

「鹿狼山」の中腹、太平洋を一望する位置にあり、バラをはじめ様々な花木や草花が楽しめる『新地Garland まぁるの庭』。以前は「海の見えるガーデン花木山」として親しまれてきたが、オーナーチェンジを経て、2023年3月に再オープンを果たした。

見どころでもある200種類のバラを手入れしているのが、新地町地域おこし協力隊の熊谷真人さん。2022年に新地町に移住するまで、愛知県に住みアパレルや営業職をしていた。「母が縁あってここを引き継ぐことになって、自分もサポートしたいと思っていた時に地域おこし協力隊の募集を見つけたんです」と真人さん。

初めて新地町に来たのは、2021年の年末。海岸線沿いの道をドライブしていると、大海原のすぐ近くにある鹿狼山の景色に圧倒された。

観光や交流に訪れる人を増やす新たな取り組み

真人さんが生まれ育ったのは宮城県松島町。「新地町は、まだ知られていないだけで、観光や交流のポテンシャルが高いと思った」と話す。2022年7月に協力隊に就任し、新地町に移住した後は、『まぁるの庭』にフォトスポットを作ったり、採れたて野菜を販売したり、屋外でヨガ教室を開くなど、新たな取り組みで賑わいを作り出してきた。

さらに、町のイベントやPRにも参加して盛り上げている。「何を聞いても親切に教えてくれる新地町の方たちのおかげで、自分も心が“まぁるく”なった」と笑顔で教えてくれた。

新地町長・大堀 武さんからのメッセージ

新地町は福島県の北東に位置し、気候は1年を通して温暖で過ごしやすく、豊かな田園風景が広がっています。町では子育て世代を応援するため、児童の医療費無料化をはじめ各種支援制度の充実に努めています。

また、海釣り公園や国内最大級のパンプトラックコースなど多数のアウトドア施設も充実しています。海・里・山の魅力がぎゅっと詰まった新地町で暮らしてみませんか。