
2024年年頭に発生した能登半島地震により、石川県能登地方では道路や橋梁、水道などのインフラに甚大な被害を受けた。断続的に発生する地震や、降雪による除雪作業など悪条件の中で、建設業者は1日も早い復旧のため昼夜を分かたず取り組んでいる。
地震が多い日本、取り分け東日本大震災を経験した私たちにとって、被害を最小限に押さえるのに必要不可欠なのが定期点検だ。写真の橋梁やトンネルは5年に1回の近接目視による点検が義務付けられており、診断結果に応じて補修・補強などの措置が取られる。日頃の点検とそれに対応する設計や工事が当たり前の日常を守っている。