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福島の暮らしを支えるインフラの現場から

定期点検は被害を最小限に留める命綱

日々の生活を支える社会基盤である「インフラ」。その背後には当たり前の日常を守ってくれている人々の努力があります。普段は見ることができないさまざまなインフラの現場に光を当て、携わる人々の熱量や思いを伝えていきます。

  • 情報掲載日:2024.03.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
橋を支える既存の橋脚に足場を設け、鉄筋を巻いてコンクリートで太くする耐震補強の様子。大きな構造物でありながら、作業は一つひとつが実に繊細で、まさに職人技
橋を支える既存の橋脚に足場を設け、鉄筋を巻いてコンクリートで太くする耐震補強の様子。大きな構造物でありながら、作業は一つひとつが実に繊細で、まさに職人技

2024年年頭に発生した能登半島地震により、石川県能登地方では道路や橋梁、水道などのインフラに甚大な被害を受けた。断続的に発生する地震や、降雪による除雪作業など悪条件の中で、建設業者は1日も早い復旧のため昼夜を分かたず取り組んでいる。

地震が多い日本、取り分け東日本大震災を経験した私たちにとって、被害を最小限に押さえるのに必要不可欠なのが定期点検だ。写真の橋梁やトンネルは5年に1回の近接目視による点検が義務付けられており、診断結果に応じて補修・補強などの措置が取られる。日頃の点検とそれに対応する設計や工事が当たり前の日常を守っている。

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