雪花爛漫
只見線が11年の歳月をかけて奇跡の復活を遂げた。閑古鳥が鳴いていた車両は、連日超満員のうれしい悲鳴だという。沿線の四季の絶景は世界でも類い希(まれ)だと、海外からの人気が特に高い。
夜来の雪が止むと、峡谷は見渡す限りの大雪花が豪華爛漫と咲き誇っている。東南アジアの人達にとっては、雪は憧憬の対象なのだ。
雪花は川霧と同じく早朝が撮影の勝負となる。朝日が差せば、雪花はたちまちに消滅する。
撮影場所は「道の駅 尾瀬街道みしま宿」から徒歩15分の展望台3カ所。基本、道の駅が登山路を除雪しているが、早朝は自力で深雪をかきわけて上る覚悟が必要。かんじきや簡易アイゼンも当然必要になってくる。7時台と9時台の列車なら上下2本が通過するのでチャンスも複数ある。レンズは24mmから200mmと好みにより変わるが、広角で超絶の世界を狙ってみたい。
文・写真/星 賢孝
Information
三島町「道の駅 尾瀬街道みしま宿」の展望台から撮影した「第一只見川橋梁」
- 住所
- 【今回の撮影スポット】
- 備考
- 撮影の際は安全に十分ご注意ください