陰と陽―迫真のせめぎ合い
凍れる朝の空気は澄み渡っている。朝陽は雪花爛漫の山河を染め上げ、極彩超絶の絶景を水面にまで映している。列車はその超絶の陰に現れ、陰のベルト帯を悠然と進んで来る。
陰と陽の鮮烈な対比の「迫真のせめぎ合い」を如何に切り取るか、多くの“鉄ちゃん達”が、厳寒に身を震わせながら鎬(しのぎ)を削っている。列車の残像がこだました後は、ため息と歓喜の吐息が、凍り付く峡谷に秘めやかに漏れてくる。果てのない夢は続いている。
撮影は水沼橋にほど近い上流の東屋に駐車するか、更に上流のスノーシェッドの撮影ポイントにも駐車できる。本写真のように絶景と列車の流れる様を横ワイドで撮るか、第四只見川橋梁を通過する車両を縦アップで撮影するのも面白い。
厳寒期の早朝は殊更に寒いので、防寒対策は万全にしたい。手袋は必携である。撮影レンズは24mmから105mm程度が望ましい。
文・写真/星 賢孝
Information
初冬の雪景色を走る只見線列車
- 住所
- 【今回の撮影スポット】
「奥会津郷土写真家・星 賢孝 2024カレンダー」を5名様にプレゼント!
※当選発表は発送をもって代えさせていただきます。
※フォーム記入後に、内容確認画面に移動します。確認の上、「応募」ボタンを押すことで申し込みができます。
※入力いただいた個人情報は、当社の個人情報保護規定の元、目的にのみ使用いたします。
※一部スマートフォンのデバイスでフォーム幅が正常に表示できない場合がございます。その際はPCなどでご覧ください。
【応募締切】2023年12月27日(水)