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星 賢孝の奥会津だより

金山町「かねやまふれあい広場」から撮影した大志集落

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2024.03.17
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【「かねやまふれあい広場」から撮影した大志集落(大沼郡金山町川口)※2023年3月2日撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度 1/1600、F10、絞り優先]
【「かねやまふれあい広場」から撮影した大志集落(大沼郡金山町川口)※2023年3月2日撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度 1/1600、F10、絞り優先]

黄金峡谷

厳冬峡谷に、小さな集落が静かに佇んでいる。朝日が差し込み、峡谷は黄金に染まり、只見川の水面に神秘の輝きを投影している。集落は雪景色に調和し、穏やかな静寂が漂っている。その家並みのそばを、只見線の小さな列車が走ってくる。優雅な時間を楽しむように、列車は白銀の世界に溶け込み、峡谷の山塊は雄大なシルエットを水面にそのままに映し出し、雪粉が空を舞っている。

大志の集落からは温かな炊煙が空に昇っている。素朴な家並みは、日本の悠久の原風景をそのままに伝えている。3月の春はまだ遠く、住民は寒さに震えながらも、助け合い懇意に交わり厳寒の時季を強く乗り越えている。

撮影は、国道252号にあり駐車ができる「かねやまふれあい広場」から。本写真を撮るには250mm以上の望遠レンズが欲しいところだが、列車は撮影地点のそばを通るので、広角レンズも必要になってくる。広範囲のズームレンズが一番良いが、難しければ広角と望遠のカメラ2台を準備されたい。列車が来ればレンズ交換をする余裕はないと思う。

文・写真/星 賢孝

Information

「かねやまふれあい広場」から撮影した大志集落
住所
【今回の撮影スポット】

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