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星 賢孝の奥会津だより

金山町「第五只見川橋梁」を走る只見線車両

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2024.02.21
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【第五只見川橋梁を走る只見線車両(大沼郡金山町西谷中丸)※2023年2月9日撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度1/2000、F10、絞り優先]
【第五只見川橋梁を走る只見線車両(大沼郡金山町西谷中丸)※2023年2月9日撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度1/2000、F10、絞り優先]

時空の架け橋

時は流れ、風雨にも負けず、絶景峡谷に刻まれた物語が今、新たな章を迎えている。

舞台は只見線「第五只見川橋梁」。2011年夏の豪雨水害で被災し、2022年秋に奇跡的に蘇った。真っ白な雪に包まれた山々が、神秘的な雰囲気を醸し出している。雪華は爛漫と咲き誇り、新しい命の息吹が自然と共鳴しながら輝いている。峡谷の山塊は、心地良い寂寥感と悠久の営みを鼓舞しながら鎮座し、峡谷の艱難と栄光の編纂を水面に映しながら、密やかに揺らめいている。

歴史と未来を繋ぐ希望の架け橋を只見線の小さな車両が、まるで時空を旅するようにゆったりと渡っている。

撮影は国道252号沿い西谷集落の手前、福島県が撮影スポット用に整備してくれた駐車場を利用できる。撮影する場所は国道の路肩なので三脚の使用は控えたい。現地は見通しの悪いカーブであり、路上駐車はもちろん厳禁である。レンズは70mmから105mm程度がちょうど良い。

文・写真/星 賢孝

Information

金山町「第五只見川橋梁」を走る只見線車両
住所
【今回の撮影スポット】

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