森の中にひっそりとたたずむ、妖精に出会える美術館
金山町のシンボル、沼沢湖のほとりにある『妖精美術館』は、全国でも珍しい“妖精”をテーマにした美術館。なぜ金山町で妖精かというと、「湖に伝わる大蛇伝説が関係しています」と管理人の藤田 茂さんは語る。
「沼沢湖には、かつて大蛇がすみつき人々を襲っていたという伝説があります。大蛇も妖精もどちらも神秘的なもの。そういう存在が身近にある町として町おこしをしたいと、1993年にオープンしたのがこの美術館です」
建物は中世イギリスのマナーハウス(地主や荘園領主の邸宅)をイメージした瀟洒なたたずまい。1階と吹き抜けを見下ろすようにめぐらせた2階の廊下が主な展示室になっており、日本の妖精研究の第一人者で美術館の監修も務める井村君江氏のコレクションを中心に、絵画や人形、資料などを展示している。
なかでも目を引くのが、高さ6メートルのステンドグラス。人気ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターイラストなどで知られる天野喜孝氏がデザインを手がけた作品で、これを目当てに訪れるファンも少なくない。
Information
妖精美術館
- 住所
- 電話番号
- 0241-55-3180
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休み
- 毎週水曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
- 料金
- 高校生以上300円、小・中学生200円、未就学児無料
- 駐車場
- 10台
- リンク
-
https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/site/kanko/0415museum.html
- 備考
- キャッシュレス決済/不可
豊かな表情に心が温まる、葉の切り絵の美術館
SNS総フォロワー数80万人超え、葉を使った切り絵アーティスト・リト氏の作品を集めた初の常設美術館『リト リーフアートミュージアム福島』。1階では、「春夏秋冬」「食べ物」をテーマにしたシリーズを展示。一つひとつ愛らしい表情とユーモアあふれる作品が魅力。
展示作品は年に1度入れ替わるので、何度訪れても新たな作品に出合える。2026年5月には2階がオープン。2025年に開催された関西の大規模イベントで展示したものを設置。鏡貼りの室内で4作品のアニメーションを楽しめ、写真映えも抜群。
Information
リト リーフアートミュージアム福島
- 住所
- 電話番号
- 090-8783-1313
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館は~16:30)
- 休み
- 無休
- 料金
- 一般1,200円、65歳以上1,000円、高校生800円、中学生以下300円
- 駐車場
- 47台
- リンク
-
https://www.matsuya-inc.com/art_museum
- 備考
- キャッシュレス決済/不可
日本の美意識を表現した「きもの」を身近に楽しむ
磐梯熱海駅から徒歩7分。風情ある温泉街で目を引くモダンな外観の『日本きもの美術館』。常設の着物専門美術館は全国的に珍しいため、国内外から来館し、日本の文化に触れている。
「着物を着る人が減少する中で、歴史ある着物の緻密な模様と美しさを多くの方に見ていただきたいという思いから2022年にオープンしました。ぜひ近くで見て楽しんでください」とスタッフの大内さん。
同館では江戸時代から明治、大正、昭和初期にかけての約7,000点もの着物を収蔵し、入れ替えながら展示している。2階の展示スペースでは、現在はアンティーク着物として親しまれ、今では作ることのできない大衆着物「銘仙」を多数展示。
3階では年に3回、企画展を開催する他、1階はカフェスペースとショップを併設。
Information
日本きもの美術館
- 住所
- 電話番号
- 024-984-3021
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休み
- 2026年9月8日(火)・9日(水)、12月29日(火)~2027年1月3日(日)
- 料金
- 大人1,000円、高校・大学生700円、中学生以下500円、未就学児無料
- 駐車場
- あり
- リンク
-
https://kimonomuseum.jp
- 備考
- キャッシュレス決済/PayPay
特撮文化を守り、伝える。大人も童心に帰る聖地へ
「特撮の神様」とも称される須賀川市出身の円谷英二監督が礎を築いた特殊撮影技術(特撮)を守り、後世に伝えていく施設として2020年に開館したのが『須賀川特撮アーカイブセンター』だ。「この施設では特撮に関連する貴重な資料等を収集・保存・修復・調査研究を行っています」と学芸員の大野さん。
入口でもらえる館内ガイドマップを描いているのが樋口真嗣監督というのも特撮ファンにはたまらない。まずは1階の収蔵庫へ。作品や制作会社も超えて実際に撮影で使用されたミニチュアや小道具など貴重な資料が収蔵されており、円谷監督最後の長編作品『日本海大海戦』に使った戦艦「三笠」も必見だ。
特撮の本が並ぶ図書室では貴重な本との出合いも。2階では須賀川の街をイメージし、強遠近法を使ったミニチュアセットが迎える。巨人になった気分でミニチュアの街と写真撮影ができる人気スポットだ。視聴覚室では毎日特撮短編映画を上映。
ゆっくり館内をめぐると子どもも大人も夢中になり、特撮の魅力を五感で満喫できる。
Information
須賀川特撮アーカイブセンター
- 住所
- 電話番号
- 0248-94-5200
- 営業時間
- 9:00~17:00(入場は~16:45)
- 休み
- 毎週火・水曜日(祝日の場合は営業、翌平日休み)
- 料金
- 入場無料
- 駐車場
- あり
- リンク
-
https://www.city.sukagawa.fukushima.jp/tokusatsu/index.html
- 備考
- キャッシュレス決済/PayPay
五感で縄文を楽しむフィールドミュージアム
南相馬市の国道6号から東へ車を走らせること5分。縄文時代のフィールドミュージアム『浦尻貝塚 縄文の丘公園』は、海が見える丘の上にある。5,700年前から2,800年前まで約3,000年続いた縄文人の暮らしや、環境の変化を今に伝えている。
公園を訪れたら、まず1番高い場所にある「ガイダンス棟」で浦尻貝塚について理解を深めよう。館内に文化遺産サポーターが在籍する土・日曜祝日は、出土した本物の土器に触ることもできる。
ガイダンス棟の後ろに広がる「クルミの森」は海風が吹く広々とした原っぱで、縄文人の貴重な食糧だったクルミの木が心地良い木陰を作っている。森の遊歩道を歩くと望遠鏡のようなスコープがあり、縄文人が豊かに暮らす様子に今の景色が重なって、いきいきとイメージが広がる。
斜面下にある「貝塚観察館」の貝塚は、500年かけて作り上げられたもので、眺めていると時を忘れてしまいそうだ。
Information
浦尻貝塚 縄文の丘公園
- 住所
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休み
- 無休(2026年12月29日(火)~2027年1月3日(日)、文化遺産サポーターの休日ガイドは12月~3月休み)
- 料金
- 入場無料
- 駐車場
- 30台
- 問い合わせ先
- 南相馬市教育委員会 文化財課
- 問い合わせ先
電話番号 - 0244-24-5284
- リンク
-
https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/sections/61/6150/61501/5/index.html
草野心平の世界にまるごと包まれる文学館
いわき市小川町生まれの詩人・草野心平の世界を紹介する『草野心平記念文学館』。ガラス張りのロビーから見える、絵画のような阿武隈山系の風景が見事だ。独創的な建築構造になっているため、建物そのものを見に訪れる人もいるという。屋上には庭園があり、文学館と周囲の自然を一体化させている。
常設展示室では、心平が遺した詩や愛用の品々、人生のエピソードを表現したオブジェなどが飾られている。朗読を聞けるコーナーや、経営していた居酒屋「火の車」のレプリカなど、文字以外の展示を楽しめるのも大きな魅力だ。
心平が大切にしていた「すべてのものと共に生きる」という哲学を体感してみよう。
Information
いわき市立 草野心平記念文学館
- 住所
- 電話番号
- 0246-83-0005
- 営業時間
- 9:00~17:00(入場は~16:30)
※7月・8月の土曜日は~20:00(入場は~19:30) - 休み
- 毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休み)、2026年12月29日(火)~2027年1月1日(祝)
- 料金
- 一般440円、高校・専修・高専・大学生330円、小・中学生160円
- 駐車場
- 47台
- リンク
-
http://www.k-shimpei.jp/
- 備考
- キャッシュレス決済/不可


