喧騒から離れて、自分と向き合うひととき
福島市の街なか、福島県庁通りの一角に建つ「ニューヤブウチビル」の2階に『本と喫茶コトウ』はある。店内に一歩足を踏み入れると、古本から新書までジャンルを問わず様々な本が所狭しと並んでいる。
福島市内でも数少ない個人で営む本屋として店主の小島さんが心がけているのは、“大型書店との隙間を埋めるような選書”。「どんな方が来ても、何か1冊でも手に取ってもらいたい」と、自ら各地で買い付けた古本や小さな出版社が発行している本など、他にはない個性豊かな品ぞろえが魅力だ。
デジタルの時代だからこそ、紙の本に触れることができる場所として、また、本の世界の入り口でありつつ、どっぷり浸かっている人にも楽しんでもらえるような店づくりを意識しているそう。
目指すは「本好きなお客さん一人ひとりが心地良く過ごせる空間」。奥には喫茶スペースもあり、落ち着いて本を読んだり、ドリンクを飲みながら過ごすこともできる。
Information
本と喫茶 コトウ
- 住所
- 電話番号
- なし(問い合わせはInstagramにて)
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 休み
- 毎週火曜日
- 駐車場
- なし
- リンク
-
https://www.instagram.com/kotou.books.cafe/
- 備考
- キャッシュレス決済/不可
新しい世界に出合える“小さな本屋さん”
福島市の森合小学校に程近い住宅地にある『はなみずき書店』。福島県立美術館で長く学芸員を務めていた荒木康子さんが退職後の2024年暮れに自宅の一部を改装して開業した。
新しい木の香りが漂う書棚に並んでいるのは、1,000冊あまりの新刊書。文学、美術、民俗学、社会学といった人文系の書籍に加えて、店名にちなんだ植物の本、定番の絵本や子育ての本なども置かれている。県立美術館の企画展に合わせて選書しているコーナーがあるのも特徴的だ。
「今まで知らなかったことに出合えるのが本の良さ。ここでお客さんにとって新しい出合いがあればうれしい」と荒木さん。店内では季節に合わせた「体に優しい飲み物」を提供。本好きの方の家にお邪魔するような気持ちで豊かな時間を楽しみたい。
Information
はなみずき書店
- 住所
- 電話番号
- 090-1490-5677
- 営業時間
- 13:30~19:30
- 休み
- 毎週火・水・木曜日
- 駐車場
- 3台
- リンク
-
https://www.instagram.com/hanamizukibs/
- 備考
- キャッシュレス決済/クレジットカード各種、PayPay、他
見て、感じて、楽しむアートブックの世界
応接間やリビングにさりげなく置かれ、時に客との語らいのきっかけになり、時には日常を癒やしてくれるアートブックや写真集などを指す「コーヒー・テーブル・ブック」がコンセプト。
ライフスタイルの中にアートを取り入れ、豊かな時間を過ごす手伝いをしたいと郡山市に『MIGOTO BOOKS(ミゴトブックス)』をオープンした。
店主の安達尚弘さんは、30年以上東京で雑誌デザインやアートディレクションを手掛けてきたグラフィックデザイナー。店には、古書・古本をメインに、安達さんが仕事のために集めた蔵書、東京時代に知り合ったカメラマンから委託された写真集やアートブック、そして専門店で仕入れた新刊の他、雑誌のバックナンバーや料理系の本も並ぶ。絵画や写真などの額装も暮らしのアクセントにおすすめ。
「接客する本屋」を自称する安達さんから、一冊一冊の本にまつわるストーリーを聞くこともできる。
Information
MIGOTO BOOKS(ミゴトブックス)
- 住所
- 電話番号
- 090-7400-7778
- 営業時間
- 12:00~18:00
- 休み
- 不定休※Instagramで確認を
- 駐車場
- なし
- リンク
-
https://www.instagram.com/migoto_books2025/
- 備考
- キャッシュレス決済/クレジットカード各種
果てしない絵本の世界へ、ようこそ
田村市で8代続く『石川屋』は2,000冊を超える絵本を扱う絵本専門の書店。店に入ると壁一面の絵本に圧倒される。「絵本は読書の入口」と、店主の石井修一さん。子どもに、そして活字離れと言われて久しい大人にも、絵本に触れ、本の楽しさを知ってほしいという。
店内の絵本はすべて石井さんが選び、おすすめの年代別、作家別、翻訳物、「哲学」「平和」「命」などのテーマ別、さらにアート系などに分類され並べられている。誰がどんな目的で読むかによって、異なる絵本を選ぶのはもちろんだが、さらにその“使い方”も重要だと石井さん。
絵本に描かれたビジュアルと短い文章に込められた作者の思いやエピソードに心を寄せることで、絵本の魅力はさらに増す。ここではぜひ、石井さんにそれぞれの絵本にまつわる話を伺うことをおすすめしたい。
お子さん用に、自分用に、大事な人への贈り物にも。きっと素敵な一冊が見つかるに違いない。
Information
石川屋
- 住所
- 電話番号
- 0247-77-2001
- 営業時間
- 9:00~18:30
- 休み
- 毎週日曜日
- 駐車場
- 10台
- リンク
-
https://www.instagram.com/ishikawaya/
- 備考
- キャッシュレス決済/クレジットカード各種、PayPay、他
柳 美里さんはじめ文筆家の選んだ本が並ぶ
南相馬市の常磐線小高駅を利用する高校生の帰り道に、「明かりを灯したい」と作家の柳 美里さんが開いた『フルハウス』はオープンから2026年で9年目を迎えた。
棚に並ぶ本は約2,000冊。独自の選書に加え、幅広いジャンルで活躍している文筆家が選書した「20冊」が各棚に並び、それぞれの作品や考え方のルーツをたどることができる。
「復興に寄与するなんて大層なことは最初から考えていません。できることはなんだろう?と考えた時に“本屋ならできる”と思って始めた店です」と店長の村上朝晴さんは話す。
『フルハウス』を目的地として東京や大阪など遠方からわざわざ来る人も多い。それぞれ町の印象を話していく人の言葉をニュートラルに受け止め、他にはない居心地の良い空間を作り出している。
Information
フルハウス
- 住所
- 電話番号
- なし
- 営業時間
- 13:00~18:00
- 休み
- 毎週日・月曜日
- 駐車場
- なし
- リンク
-
https://odaka-fullhouse.jp
- 備考
- キャッシュレス決済/クレジットカード各種、PayPay、他


