濃厚な豆の香りと爽やかな酸味。豆腐屋さんの豆乳スープ

国産大豆と安達太良の伏流水をじっくりと地釜で煮ることで、豆の香りとうまみが引き立つ豆腐ができあがる。『とうふや まめきち』の看板商品の木綿豆腐（350円）やがんも（320円）などを求め、遠方からも客が訪れるそう。

カフェでは軽食を提供。豆乳を酢の力でゆるく固めたスープ「シェントウジャン」は、まろやかさとほど良い酸味が体に染み入る。この他、外はさっくり、中はふわトロな「揚げ豆腐」や豆乳ドリンク、豆乳ソフトもぜひ味わって。

揚げたて「三春三角油揚」を、豆づくしのランチで堪能

老舗豆腐店が営むカフェ『おおはたや』。「とうふカツ」「おからコロッケ」と豆腐店ならではのランチに定評がある。なかでも「まめランチ」は名物・三春三角油揚が味わえると人気。肉厚の油揚げは、外はカリッと香ばしく、頬張ると大豆の香りが口いっぱいに広がる。

他に、湯葉や納豆、おからサラダ、ミニ豆乳と豆づくしのランチは食べ応えもあり。併設のショップでは豆腐や油揚げなどを販売。

レトロカフェで味わう、食べ応え満点の凍み豆腐ガパオ

木製家具やレトロな小物が並ぶ、レトロモダンな雰囲気のカフェ『comaya（コマヤ）』。磐梯町にある「栗田とうふ屋」直送の豆乳やおからを使ったランチやスイーツが人気。

夏のおすすめは、大豆の栄養を凝縮した凍み豆腐を入れ、ヘルシーに仕上げた「ガパオライス」。辛さ控えめながら、スパイスの香りで食欲が増す。豆乳ソフトクリームや焼き菓子などテイクアウトも可。

会津の地に伝わる“ハレの日”のごちそう豆腐もちを気軽に

すり潰して炒めた木綿豆腐をしょう油やダシで味付けし、餅に絡めた「豆腐もち」。会津若松市湊町で冠婚葬祭や盆・正月などに食べられてきた郷土料理だ。

『結』では、豆腐もちを単品やセットで気軽に楽しめる。店主が、湊町で豆腐屋を営んでいた祖父母から受け継いだ味は、かつおダシの香り高く、菜種油でコクが出て、まろやかな味わい。毎朝つきたてを用意する柔らかい餅と滑らかな豆腐タレは良く合い、あっさり食べられる。