2021年にスタートした「E-Actふくしま環境リレーコラム」。「日刊CJ Monmo Web」にて、所属団体の取り組みについてリレー形式で紹介しています。
「E-Actふくしま」の詳細はコラム第1回 をご覧ください。
第29回は「株式会社いちい」です。以下、株式会社いちい 総務人事部 課長・丹治千尋さんよりご説明いただきます。
地域資源を利活用し持続可能なコミュニティの場を目指して~間伐材を利用し森の循環を行う取り組み~
2024年3月15日、伊達郡桑折町「いちい 桑折店」のオープンと同時に、アウトドア施設「グランケット桑折」をプレオープンしました。キャビン2棟、ドームテント3棟、サイトキャンプ場を設置。キャビン棟やウッドフェンスなど木材は町のシンボルである半田山のスギ林で間伐・生産されたスギ間伐材を使用しています。
「間伐」とは、密になりすぎた林の木と木の間隔を調整するように切り倒すことです。間伐された木々は施設内のフェンスの材料となり、森に残った木々は根元まで太陽が届くので低木草が育ち、生き物が増え、豊かな生態系が育まれます。「間伐」という手入れを行うことが森の循環を守ることに繋がるのです。
桑折町の地域資源を最大限に活用し「自然と人、人と人の繋がり」を大切にしたいと考え、「グランケット桑折」は桑折町と協力し、これからも森林を守る活動を行っていきます。

「グランケット桑折」では、“おいしいがあふれるご馳走キャンプ”をコンセプトに、福島県産牛や桑折町産ロイヤルピーチポーク、6次化商品、地元農家さんが毎朝届けてくれる新鮮な野菜など、隣接するスーパーで気軽に食材を購入し、楽しむことができます。地産地消を推奨し、福島県内外のお客様に福島の魅力を発信できるよう、持続可能なコミュニティの場にしたいです。
スーパー、アウトドア施設などを含めた、複合施設の総称は「momomo KOORI(ももも こおり)」です。食「も」自然「も」楽しめる。大人「も」子ども「も」楽しめる。平日「も」休日「も」楽しめる、という想いを込めて名付けました。アウトドア施設単体だけでなく、地元の飲食店や職人さんの工房、行政などと連携して更なる地域活性化を目指します。

「momomo KOORI」の敷地内には、屋外テラスも併設。地域住民の方をはじめ、地元食材を使った親子クッキング体験や薪割り体験など自然を通じて環境保全を体験しながら学ぶ施設を目指していきたいと考えております。
「いちい」は、これからも「地産地消」を目指し、“食”を通して皆様の心に豊かさを届け続けていきます。

Information
- 問い合わせ先
- いちい株式会社 本社 総務人事部
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-594-1111
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http://www.ichii-yume.co.jp
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- 問い合わせ先
- 【E-Actふくしまに関するお問い合わせ】
事務局:福島市環境課 - 問い合わせ先
電話番号 - 024-525-3742
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https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/machizukuri/shizenkankyo/kankyo/e_act.html
記事構成:CJ Monmo編集部 鈴木菜津美