連続テレビ小説『エール』では主人公の幼馴染で"福島三羽ガラス"の一人・村野鉄男を演じる中村 蒼さんが、2020年10月下旬に福島市へ!
福島への想いやドラマ撮影の裏話などを、CJ編集部が聞いてきました。記事の最後には、サイン入りポラロイドのプレゼント応募フォームもあります!

福島ことばの難しかった点や、好きな言い回しはありますか?
同じ言葉でも、濁点が付く時と付かない時があると、福島ことばの先生から教わりました。普通の「が」もあるけど、鼻にかかる「んが」もあって…。そういうちょっとしたことが難しかったです。
好きなのは、語尾の「~だべ」「~だな」ですね。温かさを感じます。鉄男は最後まで福島弁をしゃべっていますが、言葉の温かさがいいなぁと思って演じていました。今回、福島で生の福島弁を聞けて、うれしいです。
福島の印象はいかがですか?
海もあって山もあって、自然豊か。すごくいい街ですね。
食べ物の中で桃が一番好きなんですが、大好きな桃をいっぱい作ってくれてありがとうございますという気持ちです(笑)。東京で買う時も、福島の桃を選んでいます!

今回の来福で「古関裕而記念館」を見学した感想はいかがですか?
古関さんがいかに偉大だったか、記念館を見学して改めて感じました。手書きの楽譜を見ることで、古関さんを身近に感じることができました。
古関裕而さんの曲で、好きな曲はありますか?
「エール」に携わって、この曲も古関さんなんだ!という発見がたくさんありました。人に寄り添う曲を数多く作っていますよね。
中でも「栄冠は君に輝く」は好きです。野球をやっていなかった僕でも、胸にくるものがあります。
中村さんが演じる「鉄男」のモデルとなった、野村俊夫さんについての印象を聞かせてください。
演じる前に色々調べると、熱くて男らしいだけではなく、とても繊細な方だったと知りました。その繊細さや故郷を思う気持ちを、所々に出せたらいいなと思っていました。

鉄男とご自身との共通点を挙げるなら?
鉄男は周りの人を支えてあげたり、裕一※の背中を押してあげることは多いですが、自分の悩みを人に相談することはあまりありません。自分自身と戦うところ、悩みを自己解決するようなところは似ているな、と思いました。
※連続テレビ小説「エール」主人公の古山裕一(窪田正孝)
印象に残っているシーンはありますか?
藤堂先生※とのシーンです。鉄男は「暁に祈る」の作詞で悩んでいる時に藤堂先生に相談します。そこで出征の話を聞く。藤堂先生は、いつどんな時も教え子を導いてくれるんだな、と。
鉄男もあの瞬間があったからこそ、あの詩を書きあげられたんだと思います。それが裕一の代表曲にもなった。とても思い入れのあるシーンになりました。
※主人公や鉄男の恩師・藤堂清晴(森山直太朗)

ご自身の経験の中で、思い出に残る先生はいますか?
変に印象に残る先生はいましたね(笑)。藤堂先生のような、心の支えになってくれる先生と出会うことはなかなかないですよね。なので、藤堂先生との関係性も、三羽ガラスの仲の良さもすごくうらやましい。
鉄男の"おでん屋姿"にファンも多いと思いますが、好きなおでんの具は何ですか?
一番好きなのはモチ巾着ですね。15歳くらいで福岡から出てきて、東京で一人暮らしを始めた時、コンビニのおでんで知りました。
ありがとうございました。最後に連続テレビ小説「エール」を振り返って、一言お願いします。
ドラマで描かれているのは、裕一はじめ才能あふれる人ばかりです。でも、順風満帆に歩んできた人は一人もいない。みんなが誰かに支えられながら、一歩ずつ前に進んでいくお話です。
「エール」を通して、人を思う気持ちや、人と人との繋がりがいかに大切かを教えられたように思います。
インタビューは「月刊シティ情報ふくしま」2020年12月号にも掲載!
抽選で1名様に中村 蒼さんサイン入りポラロイドをプレゼント!
インタビューをご覧いただいた方の中から、抽選で1名様に中村 蒼さんサイン入りポラロイドをプレゼント!下記のフォームからご応募ください。
※当選発表は発送を持って代えさせていただきます。
※フォーム記入後に、内容確認画面に移動します。確認の上、「送信する」ボタンを押すことで申し込みができます。
※入力いただいた個人情報は、当社の個人情報保護規定の元、目的にのみ使用いたします。
【応募締切】2020年12月15日(火)