築150年を数える伝統的な曲家造りが訪れる人の郷愁を誘う『分家』は、江戸末期創業の料理旅館。全8部屋の客室は、それぞれにしつらえも異なり、喧騒を忘れてのんびり過ごすことができることからリピーターも多い。総檜の浴槽が風情を醸し出す風呂は、岩瀬湯本温泉の源泉を贅沢にかけ流し。「美肌の湯」としても知られ、湯上がり後もポカポカと温かさが持続するのが特徴だ。宿泊者はチェックインからチェックアウトまでいつでも入浴可能となっている。

夕食には宿イチ押しの「テーブルde 炭火焼プラン」を。卓の中央に置かれた炭火で、川魚やキノコの串焼きをその場で焼きながらいただける。秋はきのこと地元で採れた食材を使った料理は「鯉の薄造り」や「鮎の唐揚げ」「天ぷら8種盛り」など全12品。天栄村の地酒「廣戸川」「寿々乃井」とともに楽しみたい。「大内宿」など会津の観光地へのアクセスも良好だ。