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星 賢孝の奥会津だより

三島町・会津西方駅隣りの名入集会所から撮影した「残り柿とJR只見線」

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2021.12.21
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【JR只見線 会津西方駅付近を走る車両(大沼郡三島町大字名入字根岸居平地内)】撮影機種:EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度:1/1250、F13、絞り優先
【JR只見線 会津西方駅付近を走る車両(大沼郡三島町大字名入字根岸居平地内)】撮影機種:EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度:1/1250、F13、絞り優先

残りの柿・万感の情景

天も地も、おしなべてひれ伏す豪雪に屈せず、残り柿は屹然(きつぜん)とその存在を鼓舞している。鮮やかな朱の輝きは白銀に映えて、ことさらに美しい。その朱柿を縫うように、豪雪の覇者の長い姿態は、傲然果敢(ごうぜんかかん)と雪を蹴散らして駆け抜けていく。

しかし今、日本の雪国のこの沁みる情景が絶滅の危機に瀕している。

害獣対策として、柿の木は行政主導で無残に伐採され、会津の木版画の巨匠・斎藤 清が愛した「残り柿」の万感胸に迫る情景は、遺憾ながら日々姿を消している。日本の山村の豊かな情景がまた一つ破壊されていく。

写真は、雪が降り積もった2020年12月中旬のもの。JR只見線・会津西方駅の駐車場隣りにある名入集会所の裏手で撮影できる。残り柿の鮮烈な朱色は、12月を過ぎるとくすんでくる。

深雪ともなると膝上まで潜るので、長靴と雪よけスパッツは必携となる。

文・写真/星 賢孝

Information

三島町・JR只見線 会津西方駅付近を走る車両
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