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星 賢孝の奥会津だより

三島町「見返りの淵」から撮影した只見川と早三橋、JR只見線車両

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2022.01.21
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【「見返りの淵」から見た只見川と早三橋、JR只見線車両(大沼郡三島町早戸地内)】撮影機種:EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度:1/640、F13、絞り優先
【「見返りの淵」から見た只見川と早三橋、JR只見線車両(大沼郡三島町早戸地内)】撮影機種:EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度:1/640、F13、絞り優先

黄金郷の夜明け

初春の夜明けにふさわしい希望の光は、まず霧幻峡を強烈に照らしてくる。まばゆいオレンジの朝日は、峡谷の川面まで鮮やかに染めて美しい。凍てつく渓谷が織りなす光芒の煌めきのはざまを縫って、列車は悠然と進んでくる。黄金峡谷の荘厳神秘の情景だ。

2011年に被災した只見線は、2022年度中には完全復活を遂げる予定だ。NHKの番組「COOL JAPAN」が先般放送した、日本に在住する外国人に聞いた「コロナが終息したら行ってみたい場所は?」のアンケートで、只見線と霧幻峡は堂々の2位にランクイン。列車はどんな新しい物語を紡ぎ、私達にどんな夢を与えてくれるのだろう。

写真は、通称「見返りの淵」から日の出とともに撮影したもの。滝原集落に駐車し、国道252号を10分ほど早戸側に歩き、スノーシェッドをくぐり撮影する。台地は深雪に埋もれ、柵もなく滑落の危険もあるので、安全には十分な配慮を。

文・写真/星 賢孝

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三島町「見返りの淵」から見た只見川と早三橋、JR只見線車両
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