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星 賢孝の奥会津だより

三島町「第二只見川橋梁」を走る只見線列車

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2026.07.20
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【第二只見川橋梁を走る只見線列車(大沼郡三島町名入地内)※2025年7月下旬】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、絞り優先、シャッター速度1/1000、F10、推奨レンズ24~105mm]
【第二只見川橋梁を走る只見線列車(大沼郡三島町名入地内)※2025年7月下旬】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、絞り優先、シャッター速度1/1000、F10、推奨レンズ24~105mm]

「山峡の命脈」第二只見川橋梁

夕映えの川霧淡く 橋渡る 霧幻列車に 山眠りゆく

奥会津の夕暮れは、どこか時の歩みを緩やかにする。茜を帯びた雲は静かに空を染め、川面には淡い光が揺れている。その静寂を破ることなく、霧幻列車は鉄橋をゆっくりと渡ってゆく。轍の響きは決して騒がしくなく、むしろ山河の呼吸に寄り添って軽やかである。

深い杉の森は暮色をまとい、遠き峰々は霞の奥に溶けている。水鏡の川面は焼けた天空を映し、現世と幽玄の境を曖昧にしている。列車の旅人は移り変わる幻想光景に包まれて、失いかけていた日本の原風景へ心を揺り戻されることであろう。

只見線は単なる交通の路ではない。雪に耐え、霧に包まれ、人々の暮らしを静かに結び続ける“山峡の命脈”でもある。この一瞬一瞬の光景には、奥会津が幾歳月守り続けてきた自然と、人の営みの尊さが静かに息づいている。

文・写真/星 賢孝

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三島町「第二只見川橋梁」を走る只見線列車
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