あけましておめでとうございます!定食部員の皆さんは、おせちにもライスと味噌汁を添えていたことと思います。
さて、第7回は、吾妻陸橋を降りて民報ビル南側を右折、すると間もなく右手に見える、開店42年を誇る老舗『辰の子食堂』さん。雰囲気のある店構えと、外壁のメニューが温かく迎えてくれます。
右手で暖簾を潜りつつ、左手で引き戸を開けてお邪魔します。今日は月曜日、人気の日替わりメニューは「トンカツ定食」。胃も心も揺らぎますが、まずはカウンター上の漆黒の木札メニューを流し見します。
こちらのご主人は、長年、福島駅東口前の『ホテル辰巳屋』で腕を振るわれていたため、洋食系メニューのファンも多いのです。店名の由来も、辰巳屋さんにいらしたから辰の子さんだというのも、意外と知られていないかもしれませんね。
そして、今日も『洋』なオムライス気分なのですが、牛骨ラーメンも、甘みのある醤油スープがうまいんですよね~。
…ほんの数秒悩みましたが、両方頼んでも1,080円ですもの、ナヤミムヨウです!
小気味よく振られる鍋の音、お昼のニュースを見やるお客さんの談笑、この雰囲気、活気、たまらなく元気をもらいます。
さぁ、運ばれてきました!
まず目に飛び込む美しいオムライス。バターの風味と、少しトロッとした薄焼き玉子に包まれたケチャップライスが、スプーンを入れるたびにきれいな断面を見せてくれます。
添えられた野菜も新鮮シャキシャキで、これまたうまい!3口、4口と食べ進んだ時に、牛骨スープをすするのが、この上無く贅沢な味わい方です。そして、そのままラーメンにスイッチします。歯ごたえのいいメンマにホウレンソウ、チャーシュー…シンプルでスープの旨味を楽しむのにベストな布陣です。
もう一度スプーンへ。そしてまた箸へ。まるでDJプレイのごとく行ったり来たりしながら、あっという間にダブル完食です。
夜の部も、豊富でうまいメニューにお酒を添えられるのですから、近所の方が羨ましくなります。
おかみさんの優しさと、オムライスの余韻にとろけそうになりながら、また来たいなと思う、そんな温かさと味わいにすっかり魅了されました。
ごちそうさまでした。
Information
辰の子食堂
- 住所
- 電話番号
- 024-534-8725
- 営業時間
- 11:00~14:00/17:00~20:00
- 休み
- 毎週日曜日
- 駐車場
- 3台