食欲の秋、真っ只中ですね。お腹が空くから食堂へ行くのか、食堂のことを考えるからお腹が空くのか…両方ですね！
　さて、第4回の「ふくしま定食部」は、伊達市梁川町の名店『食堂よしかわ』さん。

　お昼時になりますと、見通しの良い道路沿いのこちらにピットインするファンも多数。周囲の閑静な風景から、ドアを開けた瞬間に「食堂」然たる活気に包まれます。
　入店してすぐに目に飛び込んでくる、壁いっぱいに貼り出されたメニューの数々！手書きが味わい深いですよね。左端には「自宅」と貼られていたりして、ほっこりします。

　さて、今日いただくのは…いつもの「中チキンカツカレー」（650円）を外して…よし！焼肉にしよう。
"特大”も気になりましたが、ここは抑えて「特焼肉定食」（1,000円）をオーダー。こちらでは"超特大”まである特別メニューのものもあり、腹ペコたちにも人気のお店なのです。

　到着までの間、テレビに目をやると「忍耐」と共に掲げられた「笑顔に勝る化粧なし」の文字。すばらしい言葉に感動しながらも、座敷に運ばれていく他のお客様の食事を、羨ましく見送ります。

　さて、来ましたよ！
　まず皿の大きさにびっくり！縫い合わせるとファーストミットが作れそうなほどのロース肉は、あまからく濃厚なタレとよく絡んで、ごはんが進む進む進む！

　約5㎜ほどの厚みがある焼肉をワッフルのように折り曲げて、タレを抱えて口まで大事に運ぶもよし、添えられたレモンをたっぷり絞ってさわやかに味変するもよし。ボリュームがありながら、まったく飽きることなく完食です。

　お腹一杯焼肉を食べて、会計時にお母さん一言二言お話しして。移転前を含めると40年続く名店で、満たされたのは胃袋だけではありませんでした。
　ごちそうさまでした。