おいしさを求めて辿り着いた、地元野菜と発酵食で作る定食

こぢんまりとした佇まいながら、客足が絶えない『食堂ヒトト』。ここで食べられる定食には、福島県産の野菜や、その味を生かす味噌や麹などの発酵調味料、漬物や納豆などの伝統的な発酵食品が並ぶ。

「おいしいものを食べてもらいたいと思うと、自然と発酵食品がメニューに入ってきます」と、スタッフの宍戸さん。その時々で旬の食材を使うため、日によって内容は変わる。

「ヒトト定食」は1日30食程用意。電話予約も可能。食後には、塩麹や甘酒を使ったお菓子もぜひ。店内では、料理に使っている「キッコーゲン醤油」「鈴木醤油店」などの調味料を購入できる。

ケチャップやコンソメも発酵！オリジナル発酵調味料で味付け

塩麹をはじめ発酵ケチャップ、発酵コンソメといった独自の発酵調味料で作るランチが好評の『Knuckles café（ナックルズ カフェ）』。

豚バラ肉をぬか床に漬け込み、冷温熟成させて仕上げた「なっくるランチ」は、肉のうまみと発酵が生み出す奥深い味が楽しめる。青唐辛子と米麹、醤油を一升ずつ混ぜて常温発酵させた万能辛味調味料「三升漬け」を乗せて食べるのもおすすめだ。

同ランチと自家製米麹甘酒、米粉ケーキなどを組み合わせた「発酵食コース」もある。他にもスパイスと米麹を発酵させたカレールウで作る「発酵チキンカレー」などメニューは多彩。窓の外に海を眺めながら心身が喜ぶ味を堪能したい。