【昭和43年創業】中華料理 ちんめん　梁川店［伊達市］

伊達市梁川で愛され続けて55年。絶品定食とラーメンが揃う町中華

令和5年で創業55年の『中華料理 ちんめん』の看板メニューは「ホルモン定食」。下処理されたホルモンを仕入れているが、一度店で茹でこぼして、食べやすく切ってから味付けしている。地元の味噌や醤油を使い、長年愛される味を提供する。

火にかけた中華鍋にニンニクをたっぷり加えると、食欲をそそる香りが店内に広がる。すりたての「生ニンニク」をホルモン炒めに使うのもこだわりの1つだ。

その他、定番の「らーめん」（500円）や「味噌たんめん」（800円）、寒い時期は具だくさんのあんかけがのった「ちゃんぽんめん」（850円）もおすすめ。カウンターや座敷があり、1人でも家族でも気軽に立ち寄れるのもうれしい店だ。

【昭和45年創業】お食事 鉢の木［福島市］

生ショウガたっぷりの驚きの見た目。この一品のみで勝負する自慢の味

『鉢の木』のメニューは「生姜焼き定食」のみ。初代が「他にはないインパクトのある料理を」と考案。開店当時は「鉢の木定食」という名前で店を代表するメニューとして提供していた。

「生姜焼き定食」には1人前で約50gのショウガを使う。肉厚でジューシーな豚ロースも、ショウガがあることでさっぱりといただける。また、肉の仕込みにも手を抜かない。包丁で丁寧に叩き、スジを切るのでやわらかく食べやすい。ショウガの絞り汁やニンニクを混ぜ合わせた甘辛タレが衣に染み込み、食欲をそそる。

ご飯は会津産と中通り産のコシヒカリを半々でブレンド。小鉢には自家製の温泉玉子が付く。毎日限定40食なので、営業前に配布される整理券を手に入れることがおすすめだ。

【昭和46年創業】中国料理 王芳（おうほう）［福島市］

もちもちの皮が包み込む至福の餃子。焼き、蒸し、水、揚げ…4種を堪能

福島市に創業して令和5年で52年の『王芳（おうほう）』。創業時から変わらない餃子をはじめ、麺類や定食、一品料理など、手作りの味が多くの人に愛されている。

『王芳』の代名詞と言える餃子は「焼き、蒸し、水、揚げ」の贅沢な4種類。オーダーを受けてから皮を伸ばし作る餃子は、もちもちの食感を生み出すため皮の材料は強力粉のみ。

また、中身となる餡は白菜、ニラ、豚ひき肉、ショウガなどに醤油、塩、ごま油などで味を付け、全ての具材をなじませるために1週間ほど寝かせるそう。やや厚めでしっかりした弾力の皮が具材をしっかり包み込み、豚肉や野菜から出るうまみたっぷりの汁をもらさない。

餃子はしっかりと味がついているので最初はタレなしで食べてみよう。その後は酢やラー油をお好みで。酢で食べると、より皮の甘みを感じられる。

【昭和50年創業】レストラン 葡萄屋（ぶどうや）［会津若松市］

正統派の洋食の味を伝え続けて48年。尽きない感謝の心を一皿に込めて

昭和50年の創業以来、洋食一筋に看板を守り続けてきた『レストラン 葡萄屋（ぶどうや）』。昭和58年に現在の地に移転してから令和5年で40年を迎えた。

特に女性に人気だというボルシチは、「他の店では出せないものを提供したい」と試行錯誤を重ねた自信作。たっぷりの野菜と牛肉のうまみを、ビーツやトマトが溶け込んだスープが優しく包み込み、夏場でも人気のメニューだ。

この他、ディナーにはロールキャベツやビーフシチューといった王道の欧風料理が多数ラインアップ。平成31年には、世界各国のフレンチに携わるシェフらが所属する「クラブ・プロスペール・モンタニェ」から長年の功績が認められ、表彰も受けた。今なお尽きない向上心が、多くの人から愛されてきた味を確かなものにしている。