伊達市の月舘オートキャンプ場に『月舘肉食堂 ぶたの休日』さんが出来たと聞いて、初めて訪問したのはオープン翌日の2026年5月21日。※キャンプ場は2024年4月オープン
福島市から国道115号で霊山町まで来たら、国道349号へスイッチ。オートキャンプ場と聞いて大自然を想像していると意外にも月舘町の市街、月舘小学校の川向かい。
看板に導かれるようにスロープを降りると、最初に現れるのが「ぶたの休日」さん。さらに見渡す先にはドッグランやドッグプール、キャンプスペースなど広大なエリア。
近隣の方々や東京の友人に手伝ってもらい、重機で整地したり、竹を何百本も切り倒したりと、どこまでが敷地か分からないような状態から1年かけて店主自らの手でここまで仕上げられました。
敷地内には駐車スペースが複数用意されていますが見物がてら一番奥へ。ワンちゃんが主役のオートキャンプベースとあって興味深く、愛犬家でもないのに犬と戯れたくなります。
自然の景色に目を肥やして次は胃袋の番だといざ食堂へ。ログハウスのような店内も店主自らプレハブをリフォーム。北欧にいるのかと錯覚するほど居心地の良い空間。
メニューは肉々しい豚肉中心のラインアップ。ここは序列に従い「漢の炙り豚バラカルビ丼」をチョイス。せっかくなのでオプションでお肉をプラス200gに。
運ばれてきたカルビ丼は、大相撲で金星のときに舞う座布団の如く積み重なって“ハイオク十二単!”。
しかも一口食べると、タレを潜した豚バラの旨み全開。やわらかい豚カルビは脂身のむしろサクッと歯切れのよい食感も心地良く、そこから溢れ出す肉汁に溺れそうになるほど。
無限階段を降りていくように食べ進む“溺れ炙りカルビ”をしっかり敷かれたごはんで受け止めて満腹完食。
初回のインパクトが忘れられずに再訪した2026年6月は、店主からの「メニューが増えました!」の声に動揺しつつ新着メニューを拝見。これまでのやんちゃなラインアップに勝るものは無いだろうと高をくくっていたのが間違い。
「休日よくばり定食」と「サクサク衣の鶏唐揚げ定食」のツートップは、ギェケレシュとイサク(※)並みの破壊力!
※スウェーデン代表フォワード
休日限定ではなく店名を冠した「休日よくばり定食」に狙いを定めたら半熟目玉焼き(100円)を追加。
このカスタマイズで豚バラカルビとチャーシューの盛り合せを目玉焼きで覆い隠す官能的で背徳的な一皿に。
そして3度目となる今回の訪問は、ずっと気になっていた「2種のモツと豆腐のふわとろ煮込み」(900円)。今回は納豆(100円)の追加で行きましょう。
待つこと10分。土鍋でぐつぐつ言わしたモツ煮がレンゲを3時の方向に乗せて到着です。
さっそくひと掬いしたらライスにオンして七味をはらり。食感のよい大腸と、脂の旨みの小腸を組み合わせたモツ煮は、味噌と醤油に生姜とにんにくがほんのり効いて食欲を誘う味わい。
大きいまま入った豆腐も好み。熟練のオペレーターがバックホーで山肌を崩すかのように大胆に掬って口まで運んだら、なめらかに溶けていく儚さ。
ここで、追加した納豆をさっくり目に混ぜたらキムチを添えて腸活丼を構築。
納豆を掻き込んで煮込みの出汁を啜る往復を何度か繰り返したら満足完食。
愛犬だけの留守番を少なくしてあげたい想いから、キャンプ場を開設できる場所を探して辿り着いたのが伊達市月舘町。
これまで料理人として東京で20年以上腕を振るわれてきました。月舘町の人たちともすぐに打ち解けると一緒にイベントに参加。そこで提供した豚肉料理が評判を呼んだことで、新たな地域の名物として盛り上げたいと食堂のオープンを決意されました。
今後は和・洋食のどちらも修行された経験を活かし、地域の方々の好みに合うものも増やしていきたいと仰います。
噺家さんのような軽妙なトークと底知れぬバイタリティ。伊達市月舘町で職人が作る豪快豚肉料理を食べて、休日のように過ごせる場所。
食事からだけではなく、店主から発せられるエネルギーを浴びにまた寄らせてくださいね。
ごちそうさまでした!
Information
月舘肉食堂 ぶたの休日
- 住所
- 電話番号
- なし(問い合わせはInstagramにて)
- 営業時間
- 11:30~14:30(14:00ラストオーダー)
※夜営業は不定期のため、Instagramにて確認を - 休み
- 毎週月・火曜日
- 駐車場
- あり
- リンク
-
https://www.instagram.com/buta_kyuujitu/


