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E-Actふくしま環境リレーコラム

第24回 福島市立杉妻小学校ー第4学年「SDGsわくわくたんけんたい」

ゼロカーボンやごみの減量化など、環境の観点からSDGsにもつながる取り組みを実行していく福島市の協議会「E-Actふくしま」。構成団体それぞれの活動をリレーコラム形式で紹介します。

  • 情報掲載日:2024.01.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

2021年にスタートした「E-Actふくしま環境リレーコラム」。「日刊CJ Monmo Web」にて、所属団体の取り組みについてリレー形式で紹介しています。

「E-Actふくしま」の詳細はコラム第1回 をご覧ください。

第24回は「福島市立杉妻小学校」です。以下、福島市立杉妻小学校 校長・小松浩行さんよりご説明いただきます。

第4学年「SDGsわくわくたんけんたい」

2023年度は、杉妻小学校第4学年の総合的な学習の時間で、環境に関する学習を展開してきました。

まず、2023年5月に東北活性化研究センターで募集していた出前講座「わくわく教室」を実施。岩手県「工藤建設」自然エネルギー課の花澤 淳さん(福島市出身)を講師に迎え、海洋プラスチックごみの問題について教えていただきました。さらに、福島市の荒川に棲む水生生物を実際に観察して水質の調べ方についても学びました。子どもたちは、海洋プラスチックごみの問題が深刻になっていることにとても驚いていました。

また、棲んでいる水生生物から荒川の水質について判断することもでき、新しい学びに胸をわくわくさせていました。この学習で、一人ひとりができることを考え、実践していかなければ地球環境を守っていくことができないということを感じ取っていきました。

プラスチックごみの問題や地球温暖化など、深刻な状況を知った子どもたちは、「環境を守っていかないと大変なことになってしまう」という意識が高まり、福島市のごみの現状を熱心に調べました。その中で、ポイ捨てが大変多いことや分別が確実にされていないこと、ごみの量が多いことなどに気付いていきました。

荒川に棲む水生生物から水質を判断しました
荒川に棲む水生生物から水質を判断しました

2023年10月には、福島市・こむこむ館で開催された「2023ふくしま環境フェスタ」に参加(報告記はこちら)。これまで調べてきた福島市のごみ処理の現状について、劇や歌を交えてステージ発表を行い、環境を守ることの大切さを市民の皆さんに伝えました。

11月には学校行事の学習発表会にて、地域の方や保護者の方にも同じ内容を伝えました。また、学習発表会後には保護者とともに学校周辺のごみ拾いを行い、ポイ捨てされているごみを46.2kg収集。ごみの多さに驚くと同時に自分たちの地域をきれいにしようという意欲がさらに高まりました。

その後、新聞社主催のSDGsのイベントにポスターを出品し、環境問題について自分たちが感じ取ったことを福島県内の方々に訴えました。

学んだことを「ふくしま環境フェスタ」のステージで発表しました
学んだことを「ふくしま環境フェスタ」のステージで発表しました

今後の活動

地域をきれいにする活動が大切であることが全校に広がり、地域のごみ拾いをする企画が児童会から提案されました。2024年2月に3年生以上で縦割り班を組み、学校周辺の道路のごみ拾いをする予定です。

また、これまでの活動について新聞社で企画しているSDGs関連の紙面への掲載を依頼し、自分たちの思いを発信していく予定です。

学校周辺のごみ拾いを行う様子
学校周辺のごみ拾いを行う様子

Information

福島市立杉妻小学校
電話番号
0245-546-3548

Information

問い合わせ先
【E-Actふくしまに関するお問い合わせ】
事務局:福島市環境課
問い合わせ先
電話番号
024-525-3742
リンク
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/machizukuri/shizenkankyo/kankyo/e_act.html

記事構成:CJ Monmo編集部 鈴木菜津美

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