2021年11月よりスタートした「E-Actふくしま環境リレーコラム」。毎月「日刊CJ Monmo Web」にて、所属団体の取り組みについてリレー形式で紹介しています。
「E-Actふくしま」の詳細はコラム第1回 をご覧ください。
第9回は「福島東稜高等学校 インターアクトクラブ」です。以下、福島東稜高等学校 インターアクトクラブ顧問・上野浩子教諭よりご説明いただきます。
国際理解と奉仕の精神で取り組む!インターアクトクラブの環境活動
インターアクトクラブとは、ロータリークラブにより提唱された、12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブです。私達福島東稜高等学校インターアクトクラブは、福島ロータリークラブに提唱され創部しました。今年(2022年)で創立51年を迎える歴史あるクラブです。
ここ数年は、コロナ禍ということもあり、制限の中でも活動を工夫して行ってきました。日頃から様々な活動に取り組んでいますが、環境に関する取り組みとしては、以下のようなものがあります。
古着を回収し、タイに送る活動
当クラブを卒業された先輩からの紹介で、タイの北部のウドンタニ県に住む人たちに古着を送る活動をしました。
タイは一般的には暑い国というイメージかと思いますが、ウドンタニ県は内陸で北部ということもあり、冷え込む時期もあるようです。また、農業主体の貧しい地域であることから、物資不足のため日本の長袖や冬服、ジャージ等を欲しがる人が多くいるとの話を伺いました。
何とかできないかと思い、私たちは校内にポスターを作って呼びかけをし、多くの古着を回収しました。集まった古着は、サイズや種類等で分けて丁寧に袋詰めし、英文の手紙を添えて現地に送りました。
着なくなった古着をただ捨てるのではなく、ウドンタニ県のように必要としている所に届ける活動は今後も継続していきたいと考えています。
学校周辺地域での美化活動
学校のある信夫山や、祓川周辺等の地域の美化活動を実施しています。山の中や歩道の死角になる場所などから、予想以上に多くのゴミが出てきます。日頃は目に付かない場所にペットボトルや空き弁当箱などのプラスチックごみなどが多く捨てられている現状を見て、継続して美化活動を行っていくことにしました。
現在、世界的にもプラスチックゴミの海洋流出が問題になっています。海洋流出とはいっても、福島市は海から遠いのでピンと来ない人もいるかもしれません。しかし、例えば市内を流れる阿武隈川などにゴミが落ちてしまった場合、徐々に下流に流されていき、最終的には海に流れ着く可能性が大いにあるのではないでしょうか。
私達インターアクトクラブは、ゴミ問題に対する意識を高め、今後も積極的に活動して地域の美化と環境への貢献のために頑張っていきたいと思っています。
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