春におすすめの温泉施設は、三春町と二本松市の桜の名所近くにある2件です。国内でも珍しい泉質の湯。桜と温泉を合わせて楽しんでください。
桜の町・三春町で古くから「ラジウム温泉」と親しまれた温泉旅館
三春町の名所「滝桜」から車で約20分ほどのところにある『若松屋旅館』。泉質は「単純放射能冷鉱泉」。新陳代謝を活発にし、免疫力を高める効果があると言われ、湯治客も多い旅館です。
女性用の大浴場「桜の湯」は窓が大きく、開放感たっぷり。湯船は“やや熱め”と“ぬるめ”の2つに分かれています。
※日帰り入浴利用の場合は、休憩所はないのでロビーの利用を。
Information
若松屋旅館
- 住所
- 電話番号
- 0247-62-2027
- 駐車場
- 50台
- リンク
-
http://www.naf.co.jp/wakamatsuya/
ちょこっと立ち寄り
三春町には日本三大桜の「三春滝桜」をはじめとする、桜の名所が多いことでも有名です。町内の寺社や民家に植えられた「ベニシダレ」の品種は、大きな枝を広げ濃い桜の色が特長です。
例年の見頃は4月の中旬ですが、年によっては時期が前後するので今年は、いつ頃その美しい姿を見せてくれるのか待つ楽しみもありますね。
目の前に渓谷が広がる、地元の人にも愛される日帰り入浴施設
『名目津(なめつ)温泉』は、二本松市(旧岩代町)日山の麓にある日帰り入浴施設。こちらも泉質は希少な「単純弱放射能冷鉱泉」です。
無料で利用できる大広間は持ち込みOKとあって、地元の皆さんの憩いの場のような雰囲気も。サラリとした肌あたりの湯は、飲泉も可能なので身体の中に温泉を取り込むこともできます。
Information
名目津温泉
- 住所
- 電話番号
- 0243-24-1126
- 駐車場
- 4台(近隣の公園も利用可)
ちょこっと立ち寄り
『名目津温泉』から車で20分ほどの所には「合戦場のしだれ桜」があります。菜の花の黄色と桜の淡いピンクのコントラストが美しいことでも有名です。
他にも二本松市内には「中島の地蔵桜」や「霞ケ城公園」など桜の名所が多くあり見頃の時期が異なるため、およそ1ヵ月間にわたって各地の桜を見られます。
[温泉ソムリエからコメント]
紹介した2件の温泉の泉質は、いずれも「放射能泉」。国内でも希少なこの温泉は、呼吸から成分を取り込むのがおすすめの入浴法です。肩までしっかりお湯に浸かって、鼻から湯気を吸いこむように入浴しましょう。ただし、成分が強いので、長湯での浸かり過ぎは注意。入浴前後の水分補給をしっかりして、湯あたりしないように気をつけてくださいね。